9割が反発した地合い、オリランドもほぼ地合いどおりに進行して底堅く反発。大きな期待は禁物の時期でも25日線(紫色)まではあと400円、上向きのうちに一度乗せておきたい局面。
出来高は続けて低めの59万(内約10万は引け成りの売り)で値幅は390円。上がっても下がっても、このくらいの毎日が続くのを願いたいですね。
今日は「+1.47%」とさほどの反発率には見えませんが、実は6月では最も高く、5/23(+3.65%)以来の上昇率となります。5月上昇が過ぎ、6月の苦しさも明らかに伺えましょうか。
ところで、昨日「単価を上げて快適さへの舵切り」と書きましたが、本日ちょうど同じような記事が日経新聞に上がっていました↓
新型コロナウイルスの感染が収束した後も入場制限を続ける。混雑を緩和してアトラクションを利用するために長時間並ぶといった状態を解消し、顧客満足度向上を狙う。
数字的には特に目新しいものではありませんが、上の記事を簡単にまとめると、「数時間単位で並ぶことの常態化→疲れた顔をして歩くゲストが急増→不満の声→コロナ前から対応を議論→コロナ禍が運営方針を転換する大きなきっかけに」とのこと。
もう一つは、「来場者が従来より多く支払っても、受け取ったサービスに満足してもらえるための創意工夫を今後も重ねる方針」とのことでした。
オリランドにとって、現状の入場制限は方向転換へのテスト期間とも取れ、もはやあって然るべきといった余裕も伺えます。
24年には、入園者数はコロナ前に及ばずとも、売り上げはコロナ前に追いつく追い越すといったイメージですね。
恐らくこれは達成できるのではないでしょうか。と、期待が持てるのもオリランドの安定した強さでもあります。制限がかかることでさらなる価値の向上も見込めますし、個人的にこの方向転換は大賛成です。
「値上げ」には何でも消費者として良いイメージはありませんが、逆に「値下げ」をすると何でもお客さんの質が落ちることも世の常です。今夏のハッピーサマーキャンペーン(小学生以下半額)もその辺を心配しました。
いつだったか、ハンバーガーが100円になってから全く魅力がないものに堕ちていったことを以前書きました↓
私が物心ついたときの価格は200円であり、チーズバーガーは220円でした。少なくとも昔のマクドナルドは私にとって「高級品」であり、中でもこの「200円のハンバーガー」が一番好きでした。
100円になってもうどれくらいでしょうか。確か原田社長のときですよね?
恐らく作る側も、オマケ感覚で作られてるんじゃないでしょうか?そんなものがおいしいわけがありません。でもそれはしょうがないのです。100円なんですから。
マクドナルドが急伸したのは2017年、高級バーガーのグランを投入したタイミングからです。
パレートの法則、「売り上げの8割は2割のロイヤルカスタマーから」。
8割が買わずとも、2割の大ファンを抱えるとビジネスは成功すると言われます。逆に、8割に迎合して2割の大ファンを失うとそのビジネスは終わります。値下げは聞こえがいいかも知れませんが、従業員の士気も落ちますし、価値が落ち、お客さんの質も落ちと、そういった不安も常につきまといます。
東京ディズニーには、まだまだ値上げ(価値上げ)の余地は残っているのではないでしょうか。
ただ、ポップコーンが5000円になったらちょっと考えますが^-^;
本日の日経平均は反発。東証プライムの値上がり銘柄数は1719、値下がりは92、変わらずは27でした。
前日の欧州株式市場で主要国の指数が上昇したことが支えとなった。前日まで急ピッチで下げていた後で、値ごろ感が出たとみられた銘柄にも買いが入った。
■日経平均:26,246.31円(+475.09円 / +1.84%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【18,350円】(+265円 / +1.47%)
■最高値:18,430円(10:13)
■最安値:18,040円(09:00)
■値幅:390円(前日終値より)
■出来高:591,900
■引け成り:99,700売り