陰線ながらも下ヒゲプラ転。
出来高は4月末決算後から最も低い51万台(4/22以来)で、前場は地合い共々大きく落下していくも薄商い。現在18,000円は大事なライン、一旦様子を見たのかどうか、はたまた単なるアメリカ休場日か。
個人的にも11:00前後の反発から「プラスに転じるかも」と思いはじめたのですが、その通りになってくれました。
やはり過去5年で築き上げたこの週足長期線(月足中期線)を下抜けるのはそう簡単ではないようで、それを意識されている方も多いのではと思います。
過去5年でここまで降りてきたのは以下大きく5回。
●2018年11月:世界同時株安
●2020年2月:コロナショック
●2020年7月:休園明け1Q決算前
●2021年4〜7月:4Q1Q決算前
●2022年4〜6月(今回):4Q1Q決算前
過去の例からするといずれもコロナ後の6〜7月(1Q決算前)は特に苦しい時期であり、前例があるという意味では若干気が楽かもわかりませんが、当然ギリギリの岐路に立たされている局面に変わりなく、気が引き締まるのも毎度のことです。
週末は以下のようなニュースもありましたが、特に目新しくもなく今日の反発材料にはなってもいないでしょう↓
オリエンタルランドは客数が増えて23年3月期の純利益が4.4倍の352億円となる見通し。これに伴って1株配当は年30円(前期は28円)と2年連続で増配を見込む。
でも今回のショックで、今までの「大混雑のパーク」から「少し高くなったけど余裕が生まれたパーク」に舵切りできたこと、決算書にも書いてあった通り今後もこの路線でいくであろうことということが良かったか悪かったか。
個人的には後者のほうが良く、売り上げとしても今までの6分の5(3000万人に対して2500万人)の入園者数で良くなって、怪我の功名かコロナのおかげで良い方向に持っていけたのではと考えています。
さて、7月末の1Q決算まではまだ一ヶ月以上。じわじわ落ちていった去年も苦しかったですが、今年はすでに最終ライン。
理想(予想)は、揉み合いから決算直前で一度落下し、8月から反発に向かう動き。ただこれは去年そのものでもありますから、同じように予想する方も多そうで、そうなると今回の5月反発のように、反発タイミングは遅れるかもしれません。
しかしいずれにしても8月中には反発しないと、ですね。8月〜10月は過去5年でも最も強かったオリランド。もし8月がマイナスとなり、8月中に18,000円を割っていく展開にならないことだけを祈るばかりです。
そのために今、18,000円はそう簡単に割れてはいけないのです。
本日の日経平均は続落。東証プライムの値下がり銘柄数は1432、値上がりは363、変わらずは43銘柄でした。
米連邦準備理事会(FRB)など主要な中央銀行による金融引き締めの動きが世界景気の減速につながるとの懸念から売りが優勢となった。
■日経平均:25,771.22円(-191.78円 / -0.74%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【18,085円】(+40円 / +0.22%)
■最高値:18,220円(09:02)
■最安値:17,790円(10:40)
■値幅:430円(前日終値より)
■出来高:514,800
■引け成り:68,600買い