※オレンジ:日経平均
苦しい地合い(オレンジ)に対して、オリランドは20日以降じわじわと戻しつつある今日この頃。25日線(紫色)まであと少しという場面で、今日は待ちに待った決算日でした。発表は先程16:00。早速見ていきましょう〜。
まずSBI証券の業績サマリーからざっくりと。経常利益はコンセンサス予想(762億円)を上回る「777億円」で申し分ありません。期待通りやってくれましたね。
以下は説明会資料の各ページから。
P4:入園者数の増加により、増収増益
売上高は「39.3%」増、営業・経常利益はそれぞれ倍以上に。売上高は過去最高の総決算に向けて突き進みます。
P5:40周年イベントや海外ゲストの回復などにより、入園者数が増加
昨年の上半期「894万人」から「1,250万人(+39.8%)」へ。売上高は「2,239億円(+42.1%)」。また、海外ゲストも大幅に増えたようです。
約3年半の歳月を経て、完全に戻ってきた感も実感しますね。
P6:ゲスト1人当たり売上高が増加
昨年の「15,683円」から「16,566円(+5.6%)」へ。こうなってくると、コロナ前までの3,000万人の入園者は確実に必要なくなってきました。
2019年同時期の1人あたり売上高は「11,504円」。単純にこれに3000万人を掛けると総売上高「3,451億円」。
これを現在の1人あたり売上高(16,566円)で割ると、2000万人強で同売上高を達成できることになります。つい半年前くらいまでは「2300〜2400万人入れば…」なんて書いていたのですが、いやはやここまで来るとはです。
P7:コストは増加したものの、売上高の増加により、増益
多くの方が入園しますから、そりゃコストは増えます。
経済用語で「限界費用」という言葉があります。これは「生産量を上げるときに追加してかかるコスト」のことで、商品を無限に生産できるIT会社とは違って、普通はコストが上がるのは当たり前のこと。その他、ホテル事業等も同様です。
P15:上方修正
概ね10〜20%の上方修正です。期待通り。
P21:増配
気になる配当も上方修正。オリランドの配当は正直あまり期待はしていないのですが、やりました!
P25:2024年度の入園者数と1人当たり売上高
先程、2000万人ちょっとで売上高は2019年に追いつくと書きましたが、2024年は2,850万人を目標としているとのこと。エリアもひとつ増えキャパも大きくなりますから、新エリアの限界までは調べてはいませんがこれも達成しそうですね。
P38:入園者数等のデータ
以上40周年イベントも後半戦。4月決算でも、この修正予想を上回る成績を期待します。
さて、そして先週末、いよいよファンタジースプリングスのオープン発表がありましたね。オープンは来年の6/6です。
東京ディズニーシー® 8番目の新テーマポート ファンタジースプリングス 2024年6月6日(木)にグランドオープン決定(PDF)
入場には「スタンバイパス」(無料)または「ディズニー・プレミアアクセス」(有料)の取得が必要とのことで、基本並ばせないという方針?(混雑状況によっては、なくても入場できるとのこと)。
しかしこれらのパスはきっと「大争奪戦」になると思いますし、一日で全部満喫するのは多分不可能じゃないでしょうか。ちょっとまだ細かい部分は不明ですが、いろんなサイトを見て回るにすごいことになりそうなのは確実です。
また、少しうがった見方をしますと、中間決算直前、新エリアの発表はここにぶつけてきたかという感じでもありますね。
さてさて、来年は40周年決算からの新エリア、わかってはいるものの総決算明け5月からの株価もまた期待できるのではないでしょうか。再び爆昇が、あるか?!
なんて、個人的には2019年(ソアリンオープン)時のような、緩やかで長期的な上昇を期待したいものですが。
ちなみに当時の9月の一時的な急落は台風で、10日で戻しました。
本日の日経平均は反落。東証プライムの値下がり銘柄数は1422(85%強)、値上がりは206、横ばいは27銘柄でした。
前週末の米市場でダウ工業株30種平均が7カ月ぶり安値で終えたことを受けて、東京市場でも幅広い銘柄に売りが出た。
■日経平均:30,696,96円(-294.73円 / -0.95%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【4,727円】(+6円 / +0.13%)
■最高値:4,756円(12:30)
■最安値:4,673円(09:01)
■値幅:83円(前日終値より)
■出来高:4,211,300
■引け成り:721,300売り