※オレンジ:日経平均
2024年新年度、3日間で2.9%の下げとなりました。すでに日足線からは完全に下に潜り、いよいよ週足長期線も下抜け。
この週足長期線の完全下抜けは2022年12月以来1年4ヶ月ぶりとなり、緊張感が増す局面であると同時に、特に昨年の分割以来、地に足がついていなかったような動きが1年かけてようやく落ち着いたかという印象でもあります。
株価としても、この1年4ヶ月間の週足長期線の上昇に一致し、当時の「18,440円(分割後換算で3,688円)」から現在の「4,700円」へ「+27%」の上昇。
新高値からは確かに21%も下がった状態にあれ、一般的には苦しい状態だと判断されがちですが、「1年4ヶ月で+27%」というのは明らかに喜ばしい成績だと、個人的にはそう考えています。
過去7年のオリエンタルランドは、この赤いラインこそが本芯でした。過去の実績からこれは事実であり、今回も長きにわたり上振れが激しかったですが、やはり戻ってきたというわけです。
ここは確かに「心臓に近い」という意味で緊張が走るラインですが、過去7年の定石通りの下落でもあり、完全調整完了かと見方を変えると、損切りもまた一局ですが、兜の緒を締め直すのもまた一局かもしれません。
日付 | 売残 | 買残 | 売残増減 | 買残増減 | 信用倍率 |
---|---|---|---|---|---|
2024年3月29日 | 565,700 | 4,296,900 | -102,200 | 561,900 | 7.60 |
2024年3月22日 | 667,900 | 3,735,000 | 85,000 | -279,000 | 5.59 |
しかし昨日発表された先週の信用倍率は「7.60倍」と、こちらも2022/12/23の「8.30倍」以来1年4ヶ月ぶりの高倍率。
すでに購入済みで上がったら売るのを待つだけという投資家が7倍以上もいることで、こうなるともうよっぽどのことがない限り株価は上がらないというのも常であり、反発上昇期に入るのはやはりもう少し先じゃないでしょうか。
近年の長期線(赤色)に触れた時点での倍率は上記の通りで、過去1位の2022/12は、長期線を上抜けたのは約1ヶ月後。
その1ヶ月の倍率の動きはこちら↓
日付 | 売残 | 買残 | 売残増減 | 買残増減 | 信用倍率 |
---|---|---|---|---|---|
2023年1月20日 | 234,700 | 630,700 | 87,500 | -251,200 | 2.69 |
2023年1月13日 | 147,200 | 881,900 | 10,700 | -58,900 | 5.99 |
2023年1月6日 | 136,500 | 940,800 | -8,100 | 90,400 | 6.89 |
2022年12月30日 | 144,600 | 850,400 | 25,000 | -141,800 | 5.88 |
2022年12月23日 | 119,600 | 992,200 | -63,500 | 345,300 | 8.30 |
倍率の推移も、8.30倍の1ヶ月後にやっと2.69倍、その翌週になってようやく1倍台〜0倍台に落ち着いたという感じです。
となるとやはり、昇るのであれば5月から?4月は我慢の月となる可能性も高いかもしれません。昨年は分割効果で4月から昇りましたが、本決算前の4月はオリランドにとって基本相性の良くない月でもあります。
地合い崩れが重ならないよう祈りつつ、今年も連休明けに期待したいです。
本日の日経平均は反落。東証プライムの値下がり銘柄数は791、値上がりは807、横ばいは54でした。
東証大引け 日経平均反落 米株安で一時600円安、下値で押し目買い – 日本経済新聞
米長期金利の上昇を受けた前日の米株安の流れを引き継いで、グロース(成長)株を中心に売りが出た。
■日経平均:39,451.85円(-387.06円 / -0.97%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【4,706円】(-67円 / -1.40%)
■最高値:4,805円(09:06)
■最安値:4,696円(12:42)
■値幅:109円(前日終値より)
■出来高:4,209,400
■引け成り:1,112,400売り