※オレンジ:日経平均
ジリジリと崩れる日経平均に準拠して、4月のここまでのオリランドは11勝9敗ながら前月比は【-4.0%】。
さて、いよいよ待ちに待った40周年の本決算が出ました。今回の主な朗報は以下。
①売上高過去最高達成
売上高、純利益とも過去最高で、純利益は10月の会社予想に対し14%上回りました。しかしコンセンサス予想には0.5%ほど届かず。
過去最高ながらも、あえて厳しい見方をするならば織り込み利益に届かなかったという見方も?たかが0.5%、されど…?
また今期も、40周年の勢いは去るとしながらも、新エリアのオープンもあり過去最高を予想。未来の視野としては決して暗くはありません。
②入園者数2,751万人
前年比「+24.5%」となる2,751万人は、予想より相当入ったのではと思いますね。
ちなみに2,700万人台は2012年度と同等。しかし今は一人あたりの売上高が大きく異なります。
今までの過去最高は2018年度の3,255万人であり(2019年度はそれを塗り替える勢いでしたがコロナにより年明けから大失速)、2018年当時の一人あたりの売上高と入園者数を単純に掛け算すると以下↓
入園者数 | 一人あたりの売上高 | 売上高 | |
2018年度 | 3,255万人 | 11,819円 | 3847億円 |
2023年度 | 2,751万人 | 16,644円 | 4,578億円 |
2,700万人でも十分過去最高を出せるパークに変わりました。
さらに今年度は2,900万人を見込むとのことです。
③増配
オリランドで配当を気にされている方は少ないと思いますが(苦笑)、今回2円アップの「13円」、さらに来期は1円アップの予想。
④自社株買いを視野に
最近賑わせている大株主の売却ですが、全て「予定」としながらも、状況に応じて自社株買いを行っていくとのことで、これは大変心強いです。
そして消却。つまり市場の株数が減ることで、単純に株の価値が上がるということです。
⑤TDLに新規アトラクション「シュガー・ラッシュ」
増配?自社株買い?そんなことはどうでもいい?やっぱりディズニーファンならこれなんです!🧜♀️
トゥモローランドのバズ・ライトイヤーをリニューアルして新アトラクション「シュガー・ラッシュ」が2026年以降に誕生!
新スペースマウンテンの竣工が2027年ですからね。それより前に挿し込んできたというのが嬉しいです。
もちろん増配や自社株買いも大事なのですが、個人的にはこうして進化し続けることが一番の株主還元ではないかと思っています。だって、行きたいもんね、絶対。
以上今回の決算で気になったのは、唯一コンセンサス予想を超えられなかったこと。それ以外の好材料がこれをどう凌駕していくかです。
日付 | 売残 | 買残 | 売残増減 | 買残増減 | 信用倍率 |
---|---|---|---|---|---|
2024年4月19日 | 548,300 | 5,249,600 | -15,900 | 622,000 | 9.57 |
2024年4月12日 | 564,200 | 4,627,600 | -40,900 | 22,600 | 8.20 |
また、火曜夕方に発表された先週の信用倍率もとうとう過去最高の【9.57倍】。さらに26日の日証金は新規貸株ゼロの25.24倍。
少なくともこの倍率では素直に上昇するのは難しいのではと思います。週明けにはこれらの買い残を一度振り落としてからとなるかもしれません。
とは言え現在の株価水準は週足長期線より下。よって下値も限られそうですが、とにかく一度大きく下げないとこの倍率は飛ばせないでしょう。これを飛ばすきっかけが「コンセンサス未達」かどうか。個人的には来週も引き続き我慢の相場になるのを覚悟しております。
場合によっては5月からの自社株買いも、ありうる?!
本日の日経平均は反発。東証プライムの値上がり銘柄数は1189、値下がりは420、横ばいは42でした。
日銀が26日まで開いた金融政策決定会合で政策の現状維持を決め、緩和的な金融環境が当面継続するとみた海外勢などからの買いが優勢だった。
■日経平均:37,934.76円(+306.28円 / +0.81%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【4,654円】(+48円 / +1.04%)
■最高値:4,660円(14:59)
■最安値:4,576円(09:02)
■値幅:84円(前日終値より)
■出来高:4,063,300
■引け成り:906,900売り