寄り付きは【-485円】でスタート。しかしこれも最初の1分、一気に捲くり上げて今日も新高値まで持っていきました。
この地合いでもなお衰えてはいなかった(?)ですね。恐らく今日は多くの方が予想を外したのではないでしょうか(私もその1人です)。
さすがに今長期現物で入る人は、いらっしゃったとしてもごく少数でしょう。そうなると一体誰が買っているんだということですね。当然信用売りの買い戻しはあるでしょうが、ちょっと力がありすぎです。
先週発表された信用倍率は【0.25倍】。これはわかりやすく「売りが4で買いが1」という割合。
恐らく、買いで入っている人も普通に上がるとは考えていないでしょう。しかしこれだけ売りが膨れ上がれば買い戻し上昇はあると見ての買いでしょうかね。結果論ですが、今日も買いに軍配。
また今回の【0.25倍】も前週の【1.0倍】から急落下したものでもあり、きっとこの辺の急激な売りトレンド発生も、落ちなくなった要因の一つだと思います(急には方向転換できない?)。いずれにしても、神々達の攻防戦。
今日は、この信用倍率【0.25倍】はどれだけのものなのかを、ざっくりですが調べてみました。
ちなみに、新高値の山を3回出した昨年は、一度もこれを下回っておりません。つまり今回の0.25倍は、2020年12月以来の14ヶ月ぶりとなります。
0.25倍以下の期間 | 倍率 | 騰落幅(率) |
①2020/11/13〜12/11 (一ヶ月間) |
0.15倍〜0.14倍 | +1,460円(+8.7%) |
②2019/7/5〜7/19 (二週間) |
0.25倍〜0.25倍 | +220円(+1.6%) |
③2019/5/24 (一日) |
0.23倍 | -260円(-1.9%)※ |
④2017/7/14〜10/6 (三ヶ月間) |
0.25倍〜0.24倍 | +1,227円(+16.0%) |
もっとあったと思ったのですが、今回上昇トレンドが始まった2017年からは過去4回のみでした。
※③2019/5/24は一週だけでしたので、その後の一週間の株価と比較して算出。ただし、5月前半から5/24までの上昇は【+930円(+7.4%)】。
ざっくりわかるのは、低倍率が長引けば長引くほど昇り続けたという結果です。
次に、①〜④の一ヶ月後はどうなったかというのが次の表です。
一ヶ月後 | 倍率 | 騰落幅(率) |
①2021/1/15 | 0.66倍 | -2,340円(-12.8%) |
②2019/8/23 | 0.35倍 | +1,150円(+8.1%) |
③2019/6/28 | 0.40倍 | -170円(-1.3%) |
④2017/11/10 | 0.35倍 | +745円(+8.4%) |
こちらは結果がバラけてイマイチわかりづらいですが、②③④は低倍率のまま、株価も比較的穏やかに進行したという印象です。
①は唯一のコロナ後でもあり、注釈を加えるなら時期的にもちょうどGoTo中止報道と重なった時期でもありました。
どちらかと言えば今回も、②③④より①に近い動きを見せそうな短期間での昇り。信用売りが減ってきた頃、果たして今回も一ヶ月後は???少し怖いですね。
<注意>
以上はあくまでも過去の結果であることをご了承ください。未来はわかりません。
本日の日経平均は大反落。東証一部の値下がり銘柄数は1606、値上がりは507銘柄、変わらずは69銘柄でした。
地政学リスクの高まりと米金融政策への警戒感から10~11日の米株式相場が大きく調整したのを受け、連休明けの東京市場では朝方から景気敏感株をはじめ幅広い銘柄に売りが広がった。
■日経平均:27,079.59円(-616.49円 / -2.23%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【22,340円】(+105円 / +0.47%)
■最高値:22,600円(13:50)
■最安値:21,750円(09:00)
■値幅:850円
■出来高:1,049,100
■引け成り:111,400売り