決算を抜け、寄り付きは逆行高の【+180円】ではじまるも、戦意を喪失した地合い、それからDクロス直後のツキの無さも重なってか、9:30前後からズルズルと一時14,800円台まで落下。決算が終わったとは言え、日足的には消極的な体勢に。
15,000円を割ってしまったのは、信用倍率4倍ラインの5/13〜14以来約2ヶ月半ぶり。
今まではほぼもれなく決算後1〜2週間後には上昇に向かった実績から、今回もこれを狙ったであろう信用買いはとうとう6倍を超え、もし同様な反発があったとしても、現状では10月決算も期待できないこともあり5月上昇並みの力強いものはしばらく見られないかなと考えています。
でも逆にここからさらに下はどうかと言うのも、週足長期線(赤色)を割っている現状、ここ数年の実績からは今が底値とも考えられなくもありません。
少なくとも過去4年間に限っては、このラインで買えば負けはありませんでした。
しかし今年は5年前の信用倍率を出してしまったことで、少し生態系(?)が5年ぶりに変わる可能性も。歴史は繰り返してしまうのか。
考えてみると、こんな無茶苦茶なショックですから変わっても納得は納得なのですけれでも。
上は月足ですが、週足長期と同じ表示にしました。同6倍時期であった2016年は、1年近くもこの最終ラインを割ってしまうことに。
コロナショックから1年半、今まで暴れに暴れてきましたが、結局コロナ前の2019年の調整後の株価に戻った形に。
これを、結局伸びなかったと捉えるか、大赤字でも善戦した捉えるかは人それぞれ。でもかれこれ1年以上も満足な運営ができない中、同じ大きな被害を被った他銘柄と比較しても善戦したと捉えるほうが正解なような気もしますね。同じ株価でもむしろ上がったと見て良いのではないでしょうか。
また少し生態系が変わる可能性もありますが、前例を当てはめてみると14,000円程度までは許容しなければいけないかもしれません。
また、結局は戻してはいるのですが、その反発タイミングはこの平均線が下を向き始めたとき。これが下を向くまでは半年以上かかります。でもまだ、オリランドなら大丈夫だと考える方も多いのではないでしょうか。もうダメかなという雰囲気が漂い始めたとき、熱狂的ファンを抱える付加価値企業の本領は発揮されるのかもしれません。
トイストーリーホテルやパーク拡大など、まだまだ楽しみなイベントはたくさんありますかた、慌てずじっくり見ていきたいと思います。
本日の日経平均は大幅反落で、1月以来の安値とのこと。東証一部の値下がり銘柄数は1875(85.5%)、値上がりは275、変わらずは40銘柄でした。
経済活動の正常化が後退する懸念が広がった。米経済指標の公表などを控えた週末の月末で持ち高調整の売りも出て相場を下押しした。
■日経平均:27,283.59円(-498.83円 / -1.80%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【14,950円】(-255円 / -1.68%)
■最高値:15,385円(09:05)
■最安値:14,855円(10:38)
■値幅:530円
■出来高:876,900
出来高は若干上がったものの、パニックという感じはしませんでした。ちなみに、コロナ後の決算翌日の出来高は以下のとおりです。
出来高(騰落率) | |
2020年4月1Q翌日 | 2,440,600(-4.24%) |
2020年7月2Q翌日 | 1,860,600(-1.48%) |
2020年10月3Q翌日 | 1,700,800(-4.24%) |
2021年1月4Q翌日 | 1,191,900(+1.33%) |
2021年4月1Q翌日 | 820,300(-0.10%) |
今回2Q翌日 | 876,900(-1.68%) |
喉元すぎればなんちゃらでしょうか、毎回落ち着きが出てきているのも感じ取れますね。この傾向からも、昨年のような暴れ方は今後少なくなっていくかもしれません。
今回は前回の4Qとほぼ同じで、少々ダメージが大きかったのは地合いのせいにしておきましょう(笑)。