一昨日9割、昨日8割、本日も8割が落下した非常に苦しい地合いの東京市場。いかんともしがたい局面のオリランド。
最終ラインと考えていた週足長期(赤色)も昨年7月末の決算時ぶりに大きく割ってしまった状況で、このラインをハッキリと割るのは、2017年から数えてコロナショック時を含めて3度目(全てコロナショック後)。
長期スパンでみればさほどのダメージは負ってないようにも見えますが、やはり一度18,000円まで昇ったという事実があるだけに印象はよろしくなく見えてしまいます。
そして本日、日経平均はデッドクロスを迎えました。どこかの動画で「台湾市場などはもうコロナショック同等だ」なんて言うのも見ましたが、落ち着いて考えれば、あれだけ上げ続けてきた1年間、このくらいの調整はあって然るべきですね。
昨年は、何年も抜けられなかった24,000円をあっさり突き抜け、29年ぶりだなんだのニュースが連発。苦しい局面を迎えておりますが、こうして見ると少しは落ち着けるのではないでしょうか。オリランド的には、ちょっとタイミングが悪すぎました。
本日のレーティングは、3ヶ月ぶりのモルガン・スタンレーさん。アンダーウェイト継続で【9,300円→9,200円】。2万円だなんだで盛り上がっていたときも突出して辛口な評価。ちなみに、アンダーウェイトに格下げしたのは昨年9月でした。
NISAライン(12,000円)を割った直後に怒涛の買いが入った昨年のコロナショック時。あれを見てしまうと、現在の心理的価値としてどんなに下げても9,000円台はあり得ないはずなのですが。
まさか9,000円台とか、苦しいときはとことん最悪の事態を考えてしまいます。でも言い換えれば大バーゲン期間が始まったとも取れ、個人的にはちょっと日本株は怖いですが(オリランドを除く)、アメリカは時が満ちてきて、待ってましたという感じでもいます。
そしてこんなときでも、長期投資のS&P500はほぼノーダメージというのも、なんだかんだアメリカンですね。
本日の日経平均は大きく3連敗。東証一部の値下がり銘柄数は1800(82.2%)、値上がりは335銘柄、変わらずは57銘柄でした。
アジアの主要な株価指数が軒並み下落するなか、投資家のリスク回避姿勢が強まり、下げ幅を広げた。国内で新型コロナウイルスの感染者が増え続けていることも経済活動の制約につながるとして内需関連銘柄の一部の売り材料となった。
■日経平均:27,448.01円(-699.50円 / -2.49%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【14,650円】(-260円 / -1.74%)
■最高値:14,950円(09:00)
■最安値:14,600円(09:49)
■値幅:350円
■出来高:736,000
これでオリランドは3日間で【-4.0%】。日経平均の【-6.5%】に比べれば若干好成績ですが、今までさんざん潰されてきた経緯を考えると至って自然な数値でしょうか。
矢印を付けたここ2回の上昇角度、こんなに急なのは2017にも2019にも見えません。でも上がっているときは期待してしまうものですよね、やはり「今回だけは違うんじゃないか」と。
ちなみに下の記事によると、「今回だけは違う」と思ったときは一番危ないそうです↓
株価暴落「危険なシグナル」の簡単な見つけ方 一般週刊誌の特集を見ていれば分かる! | 投資 – 東洋経済オンライン
私は、今回も黙って耐え抜きます。