※オレンジ:日経平均
ザ・40周年の最初の決算。先程いよいよ発表になりました。
ざっくりまとめますと、昨年比で売上高は「+43.2%」、純利益は「+126.7%(2.3倍)」といずれも過去最高。特にホテル事業は「+254.6%」と、3.5倍には驚きました。
絶頂期の2019年比でも売上高は「+16.6%」、純利益は「+19.7%」と、今までの記録を2割増しで塗り替える大幅な躍進。今期の「過去最高決算」へ向けて幸先良い滑り出しとなりました。
さらにコンセンサス予想も約17%も上回るなど、これはさすがに恐れ入ったのではないでしょうか。
4月に始まったTDRの開業40周年イベントに伴うグッズ販売やアトラクション・ショー収入が好調で、客単価にあたるゲスト1人当たりの売上高は前年同期を上回った。
謎に飲食販売収入が下回っていたものの、ここは「1人当たり売上高」ですから、これは気にするようなものでもないでしょう。
業績予想については、「第2四半期以降はテーマパーク入園者数のボリュームゾーンであり、 通年の業績に与える影響が大きい。第2四半期の状況を見極めたうえ、より精度の高い業績予想として開示したく、 現時点では第2四半期(累計)および通期の連結業績予想を据え置く」とのことで保留。
10月からの値上げもあることから、このまま行けば今期が過去最高となるのはもう間違いありません。
しかし株価的にはどうでしょう?
材料的には8月も安泰に見えなくもありませんが、35周年の2018年は上ずった株価に唯一マイナスをつけました。
今回は言わずもがな、この上ずりようです。まさかこの状態からさらに新高値に抜けてしまうのか、何もかもが過去最高な今は毎日が未踏の地。まさに毎日誰も歩いたことのない地雷原を歩くような感覚。
しかし少なくとも先々1〜2年は視界が澄み切っているオリランド。しばらくは地雷は埋まっていないのかもしれません。
チャートを見ると、ひとまずはこれ以上はあり得ないと考えるのも自然ですが、この決算で落としてくるのもまた不自然か。
いずれにせよ素晴らしい決算に感謝。K点はとっくに超えているものの、大ジャンプに期待をしてしまう8月です。
本日の日経平均は反落。東証プライムの値下がり銘柄数は1018、値上がりは757、横ばいは58でした。
前日の米株安や外国為替市場での円高・ドル安が重荷となり、朝方から幅広い銘柄に売りが出た。日銀がきょうまで開いた金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)の運用の柔軟化を決め、後場には先物主導で売りが加速する場面があった。
■日経平均:32,759.23円(-131.93円 / -0.40%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【5,462円】(-44円 / -0.80%)
■最高値:5,520円(12:39)
■最安値:5,356円(13:16)
■値幅:164円(前日終値より)
■出来高:5,295,100
■引け成り:938,400買い