前場10:00の最安値「4,695円」は、25日線(紫色)にはタッチはしていないか、今日は決算に期待が高まる業種が伸びたという地合いに、オリランドも後場には40円ほど盛り返すなど反発で終了。
さて、本日16:00本決算が発表されました。
増収増益なのは当然のこと、経常利益は会社予想(981億円)、コンセンサス予想(1,070億円)を上回り「1,117億円」となりました(会社予想比+13.9%、コンセンサス予想比+4.4%)。
入園者数は「2,209万人」。
まだまだ少ないと言えばその通りですが、意図的に削って運営してきた経緯もあり、プレミアアクセスやチケット変動制等の導入によって、気になるのはこの入園者数でどの程度売上高を戻しているかでもあります。
汚い図で恐縮ですが、過去最高を記録した2019年3月期(2018年度、35周年時)と比較すると上のようになりました。
売上高としてはほぼ過去最高値に迫る勢いで戻しており、ホテル事業は唯一プラスに。
さらに参考までに、この一年前の2018年3月期と比較すると、売上高、営業利益、経常利益ともにプラスであり、ざっくり言い換えるなら、今回はほぼ過去2番目の成績だと言っても遠からずでしょう。
ちなみに2019年3月期の入園者数は「3,256万人(過去最高)」でしたから、今回の「2,209万人」は数字的には「-32.2%」になり、これを鑑みると「体験の収益化」が非常にうまく行っていることもよくわかります。
プレミアアクセスについては、利用者の満足度は高く、非利用者についても満足度に変化はなかったとのこと。
そして、来年の予想はこう出してきました↓
経常利益が2019年に若干届いていないのはご愛嬌として、簡単に言えば、来年は「過去最高益を出す」というオフィシャル予想でもありますね。
元々オリランドは控えめな予想ですから、コロナクラスのよっぽどの事故がない限り、期待できそうです。
外国人ゲストも、2019年と比較して半分以上の回復予想など、来年の予想入園者数は「2,510万人」とのことで、これも上方修正。
さらにさらに、「2023年3月期の通期業績が1月発表予想を上回ったため、期末配当金を前年同期から7円、 10月発表予想から4円増配。2024年3月期はさらなる増配を予想」とのこと。
オリランドの配当を当てにする株主は少ないと思いますが(苦笑)これも朗報。
以上、久しぶりに目の覚める好決算。考えようによっては、織り込み済みの材料出尽くしとも取れなくもないですが、「一旦下げるが自然」のこの局面、この数字を突きつけられて、果たして下げるきっかけになったのかどうか。普通ならドンと上げても良いはず。
引け成りは91万の「売り」で、これで売りが3日連続。踏み上げるかどうか?!
いやいや、短期の空中戦は置いておきまして、これでまた来年も楽しみになったというのが大きな収穫です。なにはともあれ40周年、楽しんだもの勝ち😸
【追伸】
明日は比較的大きな揺れが予想されますが、所用によりブログの更新はだいぶ遅れることになりそうです。あらかじめご容赦くださいm(__)m
本日の日経平均は小反発。東証プライムの値上がり銘柄数は1037、値下がりは712、変わらずは86でした。
決算発表が本格化し、好決算となった銘柄や好業績が期待できる銘柄に買いが入った。米株価指数先物が日本時間に上昇したことも追い風になった。
■日経平均:28,457.68円(+41.21円 / +0.15%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【4,791円】(+39円 / +0.82%)
■最高値:4,797円(14:59)
■最安値:4,695円(09:56)
■値幅:102円(前日終値より)
■出来高:4,907,000
■引け成り:916,000売り