寄り付きと後場で二度ほどプラスに転じましたが、東京都新規感染者数の過去最多の発表を受けて失速。
後場は一時日経平均も値上がり銘柄が50%を超えましたが、まだまだコロナへの恐怖は収まっていないのがわかりますね。
もしくは、単に売り筋が仕掛けているだけか(?)。いずれにしても何らかの仕掛けによっての乱高下は往々にしてありますから、特に短期の方はこういった心理戦も制していかなければならないと考えると、胃が痛いです。
後はやはりそろそろ決算が出始める企業が多いという意味でも、それを牽制しながらの薄商いになっています。日経平均の出来高も、今は前月比で10〜15%程度落ちているようです。
しかし東京都感染者数には参りましたね。
いつもどおり、分母と状況が不明ですから一概にはなんとも言えませんが、「過去最多」なんて言われてしまうとどうしても反応してしまいます。
こういうキャッチーな手法は、私もブログでささやかにやったりしますので気持ちはわからなくもなく(苦笑)、決して嘘ではないので責めることはできませんが、再び恐怖心に火がつく方も少なからず出てくるわけでありまして。
世界規模で見ても、今まで頑張ってきたはずのニッポン。この数字だけがひとり歩きして、良からぬ形で世界に伝わらなければ良いのですが。
なんて言ってはみたものの、今日本で報道されている「世界の数字」も、数字以外の情報が乏しく、まさに数字だけがひとり歩きして伝わっているという事実も否めないんですけども。
都内の重症がまたへってたったの6人!
感染者が増加してから一ヶ月!重症者は絶賛激減しております。
何が恐ろしい病気なのか、誰か説明してよ! pic.twitter.com/U5f41vAeD7— Isseki Nagae/永江一石@「虎の穴」 (@Isseki3) July 8, 2020
いつも物事を徹底的に調べ上げ、エビデンスを添えて説明してくれる永江一石さん。この方はコロナの騒ぎが始まった最初から、一貫して恐るるに足らずというスタンスを突き通してきました。
ある程度の注意換気は確かに必要なことと思いますが、恐怖を煽るとなるとまた話は別になります。確かにちょっと、いい加減報道に疑問を持つ方も多くなってきたのではと思います。
もしかしたらもう若者のほうが、感染したとしてもオレたちは大丈夫、という知恵をつけているのかもしれないと考えるのは、それこそ少し考え過ぎか。
再び緊急事態宣言?というのもささやかれ始めましたが、個人的には、発令したら今度こそ自分で自分の首を絞める行為じゃないかなと思っています。
とにかく落としどころをどうするかを考えているはずです。何しても叩かれる都知事さん、とても大変なお仕事です。
本日の日経平均は反発。しかし東証一部は値下がり銘柄の方が多く、値下がりは1496(69.2%)、値上がりは594、変わらずは81でした。
4~6月期の決算発表シーズンを控え、買いを見送る投資家が多い。東京都で9日、新型コロナウイルスの新規感染者が過去最多となる220人以上確認されたことも、投資心理に重荷となった。
■日経平均:22,529.29円(+90.64円 / +0.40%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【14,065円】(-55円 / -0.39%)
■最高値:14,280円(09:03)
■最安値:14,040円(10:10)
■値幅:240円
■出来高:649,500
14:00前からの落下は、間違いなくこの東京都感染者数の発表が原因ですね。日経新聞では14:07の速報でした。
東京都で新たに224人感染 新型コロナ、過去最多:日本経済新聞
ただ出来高はさほど上がらず、持っている方はホールド&これから買う方は様子見という傾向のほうが強い気がします。
感染者数の落下時でも出来高は伸びておらず、チャート的には急降下に見えますが、値幅は200円にも達していません。
さてさて、これからも新規感染者数は増えていくのか?果たして2度目の緊急事態宣言はあるのか?
すでに半年以上もコロナを意識して行動してきた私たちも、信用して欲しいものです。