上はSBI証券の米国株ポートフォリオより。
このところ数年前と比べて大き目なドル高(円安)になっているため、外貨損益はマイナスなのに円貨ではプラスになっているという場合がちょこちょこ見られるようになりました。
今回良い勉強になったのでブログを書きます。
そろそろ「損出し」を考えたい季節柄、今年はいよいよ損出し要因も枯渇し、経験不足な私はこれに目をつけてしまいました。
結論から言ってしまうと、この状態では損出しはできません(当たり前だ!)。円貨では損益がプラスとなっているのでむしろ税金取られます(*_*)
まず銘柄を言ってしまいましょう。ユニリーバ(UL)です。
口座サマリーで見るとこんな感じでした↓
もちろんこのマイナスはドル換算。この辺でもう何をやってしまったかはおわかりでしょう^^;
上は、もう少し詳しく、ユニリーバを過去50株ずつ計8回購入したメモです。うちひとつはNISAなので今回売却したのは50株×7行分で計350株。それでも個人的にはまあまあな大物です。
売却時、確かにこれには気がついて一瞬手が止まったのですが、ザラ場中の焦りに加え、思い込みと勢いは止められずにそのまま全部売却。
事が済んでから後々よく見ると「概算譲渡損益税」。これで我に返ったときはもう時すでに遅し。
ひとつ言い訳しますと、パソコンからだとこの表は小さく右下に出るだけなので、ざっと数字の確認はしたものの「漢字は雰囲気で読んでいましたOTL」。
しかもさらなる勉強不足は、「疑似クロス※」での損出しを予定していたので、売却後すぐに買い直せると思っていた情弱ぶり。どうやっても余力不足で買い直せないので、何らかの拘束金が必要なのかと新たに計600ドルを入金するもNG。
※疑似クロス=米国株はクロス取引ができないので、株価が落ち着いたときにすぐ売ってすぐ買い戻せば最悪でも被害は少ないだろう的なぶっつけ取引。
落ち着いて調べたら、余力反映は2営業日後(いや、そりゃそうですよ;;)。
しかも「概算で18,017 USDで売ったはずなのに受取額はやたら減ってね!?」と、ここでも若干慌てたのは言うまでもありません(笑)。
ちなみに表の真ん中にある「未約定買注文額」の「-842.34」とは、これこそ譲渡損益税の拘束であり、受け渡し時に譲渡損益税分の「日本円が不足していたら」ここから賄われます。不足がなければこれも余力にプラスされます(プラスすれば18,017 USDになる)。
ただこれだけの額が拘束されるということは、円ではそれなりにプラスになってくれたことは事実であり、むしろ喜ばしい売却だったとも考えられますが?
いやいや、普通の売却であればこんな落ち込んだタイミングで売りませんし、何よりユニリーバは現在利回り「4.3%」と高配当。今回の売却益と天秤にかけてももう少し持っておきたかったというのが正直なところ。
2日後にそのまま買い直すこともできますが、何より9万円超えの税金と手数料を取り戻すには、配当でペイするにも1年かかります。よっぽど落下しない限りはユニリーバは不本意ですが卒業かなとも考える方向に。
個人的にはユニリーバ分の年配当のダウンが痛いですが、それ以外にまた新たな何かに使えるということも期待しつつ、顔を上げて行きたいですね。
以上、私の4年に渡るユニリーバ(特定口座)の損益は以下の通り。
●購入額計:20,041 USD = 2,128,413円(当時の為替平均106.2円)
●売却額:18,017 USD(今回)
●徴収額:842 USD(今回の譲渡損益税)
●受取額:17,174 USD = 2,490,325円(1ドル145円で計算)
●損益:+361,912円(譲渡損益税引き後)
●今までの配当計:+208,175円(税引き後)
●損益+配当計=+577,087円
多少のもやもやが残りながらの予定外の卒業となりそうですが、これは勉強代。もったいない感は拭えずも総じて決して悪い投資ではなかったということで消化します。
あ、今回の手数料22ドルを忘れてましたが、誤差ということで。
「それなりにプラスなんだから良いだろう」という意見もあるかもしれません。しかしユニリーバの投資は2019〜2020年に行ったこと。3〜4年も経てば、この割合程度の売却益などもう体感的にはわかりません。
それよりも、今後の3ヶ月毎の約2万円の配当がなくなる寂しさのほうが大きかったということです。
「お金の価値」というのは「絶対値」ではないということも改めて勉強できたような気がします。
ありがとうユニリーバ。ドメストは一生使います😊
さて、そろそろ5時ですね。以上深夜のドタバタ劇でした💤