地合い通りの反落日となりましたが、一直線に伸びる平均線だけに着目すれば絶好調(?)はまだ変わりません。
25日線(紫色)の上昇角度は昨年11〜12月とほぼ変わらず、決算直後の反発として今回も期待通りとなりはしましたが、どうにもやはり前回より早い段階での天井感は拭えませんでしょうか(矢印上の赤丸部分)。
どちらかといえば前回の反発のほうが逸脱感は強かったですが、今回はすでに一旦失速しちゃってますから、少なくとも自力ではどうにもといった体勢にも見えなくもありません。
昨日オリランドの「3月の成績」を書きましたが、同時期の日経平均を加えて表示すると以下の通りです。
オリランド | 日経平均 | |
2017年3月 | +1.1% | -1.1% |
2018年3月 | +4.3% | -2.8% |
2019年3月 | +2.8% | -0.8% |
2020年3月 | +12.75% | -10.5% |
2021年3月 | ??? | ??? |
オリランドの3月は全勝でしたが、日経平均は過去4年では全てマイナスだったんですね。それとなんとなく似たような割合で、ピッタリと逆行しているような。
あくまでも過去4年のデータのみの薄っぺらいものですが、最近は地合い頼みだと思っていたオリランドも、3月はもし日経が崩れても自力でプラスが出せるかも?なんて安心感も見え隠れ。
しかし「3月のスタートの切り方」もありますので、例えば昨年2020年は、コロナショックで下がりに下がった矢先の休園発表直後だったこともあり、反発の余地は大いにありました。
今回はといえばその真逆でもあり、完全に伸び切った状態での3月への滑り込み。もしプラスであったとしても、昨年のような+10%クラスはさすがにといったところでしょう。
うまくいっても+2〜3%?ということは、どれだけ強さを見せられたとしても18,500円が天井かと思われます。
もちろん今年はマイナス要素のほうが強く下を見ればきりがないのですが、例年の3月の強さと相殺して、3月はなんとかこのままやり過ごし、下落はやはり4月にはじまるのかななんてぼんやり考えています。
上は2年前の2019.4.1の画像です。
もちろんこのままの水準で耐えられたら2年前のように25日線(紫色)のほうから株価に追いつくことになり、うまくいけば当時のように足場が築かれる期待もありますが、当時と決定的に違うのは、いかんせん、いかんせん…今年度は大赤字。
35周年が終わった直後の、期待に満ちた2年前とはどう変わってくるでしょうか。
先程ディズニーから案内のLINEが来ました。
その中の「最新のチケット販売状況」を見てみると以下の通り。
現時点で一ヶ月先の4/2まで全て完売です。当然ですが、「企業の価値」は全く落ちていません。
さらに今後は、緊急事態宣言が解けてどんどん入園者数も緩和されていくことでしょう。それと8%ほど上がったチケット代。もしかしたらは、あるかも知れませんが。。。
本日の日経平均は反落。東証一部の値下がり銘柄数は1346(61.5%)、値上がりは745、変わらずは103でした。
中国・上海株式相場や日本時間同日午後の米株価指数先物が軟調となったことなどを受け、景気敏感株などに利益確定売りが出て指数を押し下げた。
■日経平均:29,408.17円(-255.33円 / -0.86%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【17,995円】(-45円 / -0.25%)
■最高値:18,245円(09:03)
■最安値:17,915円(12:36)
■値幅:330円
■出来高:562,600
昨晩の米市場の反発もあってか、好調だった寄り付きも長くは持たず。徐々に崩れていった日経平均同様に我慢の一日。
信用倍率は【0.43】から若干上がって【0.49】。落ち着いてはいますが、踏み上げで昇っていく値かと言われれば力足らずか。出来高からも倍率からも、様子を伺っているような雰囲気が垣間見れるような気がします。