地合いはもとより、今日は特に旅行空運関連が伸びたこともあり、オリランドもしっかりその恩恵を受けた一日。
とはいえこれも旅行空運関連銘柄同様ですが、伸びたと言いますか、なんとか少し戻せたという表現のほうが適切でしょうか。
個別ではやはり、週足長期(赤色)を底値と判断した方の買いも入ったのではと思います。「15000円決算」も覚悟していましたが、アメリカさんの頑張りもあって流れとしては一矢報いた形に。
今日のオリランド関連のニュースでは、「外資系プロ」というシガネールさんの見解が出ていました。
オリエンタルランドも構造的に成長するとみる銘柄の一つだ。東京ディズニーリゾートのチケット代金は、他国に比べて割安水準にあり、上昇余地がある。加えて、海外からの入園者比率はコロナ前の19年度でも約1割と他国に比べて低め。ここにも成長の余地はあると予想する。
チケット代が世界的に安いのはよく知られていますが、海外からの入園者比率は調べてませんでした。
連日の自粛生活の中で、今の他国を肌で知る日本人は限られた人だと思います。むしろ他国はもう比較的オープンになりつつあるのでしょうかね。オリンピックを抱えていることもあると思いますが、日本だけが異常に敏感になっているという解釈も考えられなくもありません。良くも悪くもですが。
永江一石さんの本で、「素人の顧客の意見は聞くな」という本があります。ざっくりですが、他をよく知らない人の意見はなんの価値もないという、理にかなった良書だったと記憶しています。
確かに、素人の意見は他を混乱させます。さらに、それが組織化された中であればなおさらで、素人でも何かしら意見を言わなければならない局面は往々にしてあり(何か言わなければ仕事していないと思われる)、発信者はそれをいちいち説明付けて納得させなければならないという、不毛の仕事が生まれていることも事実です。
他国の事情はわかりませんし、そもそも何が正しいのかもわかりませんが、外から見れば、日本は素人の意見に翻弄されているような国だと思われてる一面もあるかもしれませんね。
そういう意味で、他国から見たオリランドは比較的国に縛られた場所と言いますか(確かに現状の入場制限は縛られっぱなしなのですが)、いずれにしても、伸びしろを感じる嬉しい評価です。
今週の決算も、1パークきっちり1日「5000人+α」のひどいものが予想されますが、それこそ素人でもわかるオープンなものですし、上昇材料が見当たらないにしてもショックを受けるようなことはないのではと見ています。いやでもやはり、信用倍率の高さが気になりましょうか。
本日の日経平均は3連騰。東証一部の値上がり銘柄数は1571(71.6%)、値下がりは536、変わらずは84銘柄でした。
調整が続いていた非鉄金属や鉄鋼などの景気敏感株が買われた。上げ幅は一時200円を超えた。
■日経平均:27,970.22円(+136.93円 / +0.49%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【15,790円】(+370円 / +2.40%)
■最高値:15,845円(13:41)
■最安値:15,580円(09:00)
■値幅:425円(前日終値より)
■出来高:511,400
出来高は若干上がるも誤差レベル。ただ久しぶりに安心して見ていられた一日になりました。
そして先ほど発表された先週の信用倍率は、【6.10倍】からさらに上がって【6.30倍】。今回も2016年の数字を更新。
多くの期待がかかった明るい傾向とは裏腹に、株価的にはちょっと重荷でしょうか。上がれば売られると約束された株が100万株ある現在、長期で入るには躊躇してしまう倍率かもしれません。
これが3倍2倍と、減ってきたときがトレンドの再スタートです。もちろん、減ってきたときには今よりもすでに大きく上がっちゃってはいるのですが。
さて今日は、アパホテルの相場でわかる経済事情のコーナーです。
雪まつりか嵐のコンサートがある大特需時は一泊1万円を超える札幌の宿泊費ですが、今回のオリンピックマラソンでは5千円台。しかも土曜日だというのに。平常料金です。
無観客マラソンという前代未聞の誰得競技と化してしまった今、その混乱は手にとるようです。
個人的には、8/7〜8はマラソンを見に行く予定でした。でも全て、キャンセルしました。
外国人がいなくなった現在の札幌界隈は、シャッターが締まった店も多く、いつも楽しみにしていた土鍋ハンバーグ屋さんも先日閉店していました。
2年前までは、行く度に増えていたドラッグストアもその半分以上は閉店した印象。寂しいですが、逆に考えると相当バブリーでしたね札幌は^^;