終値3,422円。オリエンタルランド株、2024年の成績は-34.2%で7年間の長期トレンドに終止符。

※オレンジ:日経平均

2024年、お疲れ様でした。

2017年から7年間続いた上昇トレンドも、2024年1/17の新高値「5,765円(分割前換算28,825円)」でとうとう終止符を打ちました。

1年前に私が掲げた2024年の目標株価は「5,000円」でした(当時の株価はすでに5,251円)。

この5,000円の根拠は、このままトレンドが続くならば、週足長期線(月足2年相当で、当時の長期線の高さは4,631円)が年末には5,000円に達するだろうという見込みからで、当時の株価はこの長期線から13%も高く、すでに上ずり過ぎているという判断もありました。

少々控えめに出したつもりの目標株価も、新NISAでさらに上振れし、終わってみれば目標株価から大きく下回った、前回の分割翌年の2016年同様にとても苦しい一年となってしまいました。

下がオリエンタルランドの「7年で4.5倍※」の上昇軌跡です↓

※これは7年で3.3倍のVTIやS&P500を上回りました。

思い起こせば、コロナショックでも昇り続けたオリランドには気持ち的にも大変助けられました。

そして、すでに下落を辿っていた今年6月の総会では「株主数35万人」という衝撃の数字を聞きます。いよいよか…?

上は夏に載せた画像ですが、株主数は昨年比で66%増、2019年比で約2倍。

細かいところで言うと、2017〜2018の株主数は減っています。だから上昇しても大きな反落はなく、2万人も増えた2019〜2020は反落(その直後のコロナは別)。というのも言えると思います。

どんなものでも「流行るまでが上り坂、流行ったときから下り坂」なのです。

話が逸れますが、数年前までは青色申告所の職員ですらアメリカの二重課税の租税条約を知らなかったのに(おかげで私は二重に税金を支払って泣き寝入り)、突然S&P500やオールカントリー等の単語が一般化し、NISAという単語も一度は多くの方が耳にしたことがあるであろう現在、ちょっと警戒はしております。

靴磨きの少年までもがNISAの話をし出したときが、、、??

オリエンタルランドは結局前回2015年の分割翌年2016年同様に、株主数の増え方も、株価の落ち方も同じ道を辿ることとなってしまった2024年。その2016年と日足をぴったり合わせてみたのが下になります↓

トレンドが去り、落ちていく軌跡は2016年と似たように描かれました。

そしてその2016年の、下落から反発までの動きは下↓

2015.3に分割→2016.11.9最安値(20ヶ月で-41%)

あくまでも乱暴な比較になりますが、これを今回に当てはめると、2023.3に分割後、最高値が出た時期が大きく異なってはいるものの、今年1月の「5,765円」からの-41%は「3,401円」となり、約20ヶ月後の12/16の最安値「3,248円」はこれを下抜け。

ただ、底に達したとも取れるけどどうか。現在は若干戻しつつはあります。

そして当時の反発トレンドスタートは翌2017年5月。2017年5月にスタートした大きな材料は3つ。

●自社株買い開始
●TDS ニモフレンズオープン
●加賀美会長が日経新聞「私の履歴書」に連載開始

またその裏には、今後数年に渡る「今後の開発計画について」の大規模拡張も発表されており、視界が澄み切っていたということもあります。

同9月には、ソアリン、美女と野獣エリア等の輪郭がハッキリし、 翌18年2月には「ディズニースカイ(現ファンタジースプリングス)」のプレスリリースと、これが以降7年間続いた「コロナでも落ちないオリランド」の幕開けとなりました。

コロナでも閉園でも昇り続けたのは、やはりコロナ後を見越した新エリアへの期待が大きかったのでしょう。

今後2028年には「ディズニークルーズ」がスタートする予定ではありますが、ファンタジースプリングスが完成してしまい、当時と比べると、現在は中長期的材料に少々乏しいのも否めません。

しかししばらくは過去最高売上高を連発していくと思うので、決して弱い会社ではないはずなんですが、再びトレンドを起こすには2017年のような流れを変える大きな一手、力強い中長期計画が欲しいところです。

このブログを始めたのは2017年5月。この日付は自社株買いの11連騰と重なり、常に新高値を追って書き綴ってきました。トレンドが去って更新が減ってしまったのは、考えていたことは夏に書いたことから何も変わっていなかったからです。こうなるともう新しいネタも生まれてこないというのも痛感しました。

いまだ信用倍率は7倍台と過去最高水準値。まだまだしばらくは冷却期間は必要かもしれません。

2017年になぞらえるなら、トレンドスタートは5月の本決算開けから。

来年も「負けない5月」を期待しつつ、また新しいうねりが巻き起こる材料も待ちつつ、ゆっくり楽しみたいと思います。

今年もお疲れ様でした。来年もよろしくお願いいたします😊

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円建保有証券 日本株評価額計 損益 損益(%) 前回比 35,264,241......

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