※オレンジ:日経平均
新NISAで大盛り上がりのスタートを切った2024年ですが、オリランドは1月に「5,765円」の新高値をつけたもののいまだ下落傾向を辿ります。
2016年に発表した中長期計画が次々と現実になっていき、最後の目玉であったファンタジースプリングスもとうとう完成してしまいました。当面の売上高の更新は期待できるものの、株価を跳ね上がるだけの力は尽きてしまったかどうか。
その一つはやはり株主数の激増も原因でしょう。
当然ですが、買う人がいなくなれば株価は上がりません。
どれだけ未来が明るかろうが、業績が伸びようが、結局株価を決めるのは株主であり、全ては「買う人がいるかいないか」に尽きます。
トレンドがスタートした翌年2018年の18万人だった株主から、今年は35万人にも昇ってしまいました。分割と新NISAで非常に買いやすくなり、やはり買うべき人はもう買ってしまった状態にあるとも考えられるでしょう。
上の画像ではちょっと細かいですが、過去7年の頼みの綱、本芯だったとも言うべき週足長期線(画像赤色線 / 月足2年相当)も7月に入ってからとうとう反落し、7/22の「4,967円」を頂点に、現在は「4,898円(-1.4%)」。
たった「1.4%」の落下ではありますが、過去7年ではコロナにやられようと閉園しようとこの線が反落することは一度もなかったことでもあり、今さらですが過去7年の流れは一旦変わってしまったと考えざるを得ないかもしれません。
ましてや待ちに待った新エリアのオープンで、これからだというタイミングで。いいや、やはり完成してしまったからこそ、一旦は中長期計画の全てが幕を閉じたのだと言われればそれもうなずけます。
日付 | 売残 | 買残 | 売残増減 | 買残増減 | 信用倍率 |
---|---|---|---|---|---|
2024年9月20日 | 578,800 | 4,344,400 | 54,800 | -308,700 | 7.51 |
2024年9月13日 | 524,000 | 4,653,100 | 58,200 | -133,300 | 8.88 |
2024年9月6日 | 465,800 | 4,786,400 | -10,100 | 16,800 | 10.28 |
ただ、今年3月中旬から高倍率傾向にある信用倍率は、3月末の「7.6倍」に並ぶ「7.51倍」まで、なんと半年もかかってやっと降りてきました。
とはいえ7倍であったとしても、まだまだ過去7年では一度も見なかった高倍率でもあります。またぶり返す可能性も大いにありますが、反落から半年が過ぎ、そろそろ市場の熱も冷めてきても良いのではといったところでしょうか。とにかく10倍前後の期待は重すぎました。
ひとまずは10月末の中間決算ですね。過去には閉園しても上がった株価、決して会社の価値が落ちたわけではないので、今回はじっくり冷やして、落ち着いた頃にゆっくりした反発を待ちたいところです。
長期的にはまだまだ期待しています。
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【3,814円】(+32円 / +0.85%)
■最高値:3,814円(15:00)
■最安値:3,726円(09:03)
■値幅:88円(前日終値より)
■出来高:5,604,200
■引け成り:1,514,800買い