寄り付き後は続落傾向にあったものの、今日は日経平均が強く、オリランドもうまく追い風に乗ったように反発。そんな日経平均は昨年1月(2万9332円)以来約1年4カ月ぶりの高値とのこと。オリランド的にも特に逆行する理由もなかろうという本日、再び4,900円台へ。
こうなるとやはり時期的にも底堅い5月、一旦の新高値更新は時間の問題ではないかと思います。決算が過ぎた今は反落のきっかけも乏しそうですし、今回の決算直後の通り、まだ「落ちたら買いたい」という予備軍も大勢おられそうです。
そんなことで、本当は新高値を出した日に書こうと思っていたのですが、今日はそんな「新高値」についてまとめてみたいと思います。
新高値が出た月(2017年〜)
2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | ||
1月 | 2回 | ◯ | ◯ | ||||
2月 | 2回 | ◯ | ◯ | ||||
3月 | 1回 | ◯ | |||||
4月 | 0回 | ||||||
5月 | 3回 | ◯ | ◯ | ◯ | |||
6月 | 3回 | ◯ | ◯ | ◯ | |||
7月 | 2回 | ◯ | ◯ | ||||
8月 | 3回 | ◯ | ◯ | ◯ | |||
9月 | 2回 | ◯ | ◯ | ||||
10月 | 3回 | ◯ | ◯ | ◯ | |||
11月 | 3回 | ◯ | ◯ | ◯ | |||
12月 | 3回 | ◯ | ◯ | ◯ |
サンプル数が少なく乱暴ですが、コロナ前と後で少々リズムが変わりましたでしょうか。こう見ると比較的夏が大人しくなったようです(成績は決して悪くはないのですが)。
コロナ以降、5月は奮っていないように見えますが、新高値こそ出ないまでも2020年は「+14.1%」、2021年は「+3.4%」でした。
新高値後の動き(2019年〜)
最高値 | 営業日数※ | 上昇率※ | 一ヶ月後 | |
2019 5/16〜10/9 |
16,980円 | 100日 | +31.0% | -8.7% |
2020 11/10〜12/14 |
18,590円 | 23日 | +8.9% | -11.4% |
2021 2/18(単発) |
18,640円 | 1日 | 単発 | -7.5% |
2021 10/4〜12/16 |
20,460円 | 51日 | +9.5% | -10.4% |
2022 2/4〜3/25 |
24,850円 | 32日 | +18.3% | -9.4% |
※営業日数・上昇率=最初の新高値から最後の新高値まで。
新高値から新高値までの潜伏期間は省きましたが、新高値が出るペースは短くて2〜3ヶ月、長くて1年周期程度でした。ゆえに、今回13ヶ月以上も新高値が出ていないのは、2017年からは初めてのことになります。
「上昇率」は「新高値を出した後、さらにどこまで伸びたか」を表しており、一度波に乗ると概ね一ヶ月前後で10%前後の伸び、しかし頂点から一ヶ月後は約10%の落下となりました(2022年はもっと落ちたはずだと思いがちですが、それはその後の本決算から)。
またも乱暴に今回を当てはめるなら、+10%の上昇で「5,460円」、それから7月決算前に10%の落下で「4,920円」、なんてことも予想のひとつとしてあり得ましょうか。
そして迎えるは、5月に並んでオリランドにとって実は相性の良い「夏枯れない」8月。
なんて夢を見たいのもやまやまですが、やはりこの乖離も気になります。その高度はすでに昨年3月に次ぐ高さまで達しており、万が一ここから「+10%」なんて昇ってしまったら、それこそ昨年3月の二の舞、「-10%」では済まなくなりそうです。
期待が膨らむ月ですが、しっかりガス抜きもしておきたい5月です。
本日の日経平均は反発。東証プライムの値上がり銘柄数は1497、値下がりは288、変わらずは49でした。
海外短期筋による先物を中心とした断続的な買いが日経平均を押し上げた。前日に米ハイテク株が買われた流れを受けた、値がさの半導体関連株の上昇も目立った。
日経平均、年初来高値を更新 終値292円高の2万9242円 – 日本経済新聞
■日経平均:29,242.82円(+292.94円 / +1.01%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【4,925円】(+31円 / +0.63%)
■最高値:4,931円(13:46)
■最安値:4,871円(09:47)
■値幅:60円(前日終値より)
■出来高:4,264,100
■引け成り:712,500買い