終値17,585円。オリエンタルランド株、チケットの値上げは好感されて正解。

1.2%の落下も順当か、平均線との絡み的にも影響はないようです。25日線(紫色)からの高度は約850円。これでもまだ少し高め。

一番は総裁選が理由か(?)というタイミングで今回緊急事態宣言が解除となりますが、10月からの入場制限は、1パーク5000人から1万人に緩和されるようです。

新型コロナ: 東京ディズニーやUSJなど入場制限緩和へ 宣言解除で: 日本経済新聞

とは言え両パーク2万人は大混雑時の概ね5分の1。まだまだ先は長そうですが、ひとまずはチケット値上げでどこまで応戦できるかというところでしょうか。

10月以降は7900円、8400円、8900円、9400円と4段階。

しかしこれ、値段的には文句はないのですが「4段階」にする必要はあったのかという反論もあります。7900円は値上げ印象を薄めるためでもあるでしょうが、私は8400円、9400円の2段階で良かったのではと思いました。シンプルに、混乱しませんかね?

それとも月の携帯料金のように、なんとなく「◯◯円くらい」的なぼやかした印象を狙ったのか、なんて言うのは考えすぎでしょうか。

何でも、お客様の8割は「フォロワー層」と言われます(良し悪しを自分で決められず、他人の判断によって決断している)。

みんなが良い言えば良いし、悪いと言えば悪くなるような、そんな感覚を持った方っていうのは多く、実は「いろんな中から選びたい」という消費者のニーズは時に諸刃の剣となり、選びたいと言う割には自分では選びきれなくなって離れていってしまうという事象が生じます。

このように、バリエーションを増やして顧客を混乱させた代表例は90年代のアップルです。当時は情報も雑誌しかなかったため、Mac(当時はマッキントッシュ)は他機種と比べて何がどう優れているのか、何が自分に合うのかが非常にわかりにくく、時代的なものも大いにありますが、iMac発売で商品が絞られるまでアップルは一般的に浸透することはありませんでした。

同じことが実は最近のiPhoneにも言え、ちょっと歴史が繰り返されないかと懸念してもいます。個人的には、アップルが作った最高の1台だけを売って欲しいという気持ちもあります。みんな黙ってそれを買うからです。

と言う例を今持ち出すのは極端ですが、選択させるというのはその商品に自信がないからでもあり、複雑にする(お客さまに選ばせる)というのは個人的にはあまり賛成はしません。

と、ここまでを書いて読み返してみると、4段階の価格設定で少し大袈裟すぎました。

いずれにしても今回の「実質値上げ」は、株価的には好感されたようです。当然株主さんにしてみれば、ほとんどの方が期待するのは「優れたサービス」であり、逆に値下げになった方がよっぽど怖いわけであり。

とにかく今回、値上げを好感する株主さんが多くて安心しました。

これは満足度が高いからの裏付けにほかなりません。「値上げは顧客離れを生む」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、サービスを提供する側に立てばそれは大きなお世話です。個人的には、値下げをする企業より、値上げしてさらなる高みを目指す覚悟を持った企業に投資します。

また、値上げは好調を見込む企業にしかできません。

さて2019年は7400円だったチケットですが、比較すると今年は9400円【27%アップ】です。チケット代も、株価の推移みたいになってまいりました(笑)。

一番高いチケット代だけの非常に乱暴な計算ですが、今まで年間3000万人で出していた売り上げは、2200万人前後で出すことができる見込みも出てきます。今後2200万人入れられるかという心配もありますが、当然パーク内は過ごしやすくなり、ゲストにとっても間違いなく値上げ分はペイできる今まで以上の環境が整うのではないでしょうか。

これはこれで楽しみでもあります。でもこれ以上複雑にはしないで欲しいです😅

本日の日経平均は続落。東証一部の値下がり銘柄数は1057(48.3%)、値上がりは1033(47.2%)、変わらずは96でした。

午前には中国経済の先行きへの警戒もあって幅広い銘柄が売られ、日経平均は下げ幅を200円超に広げ、3万円ちょうど近辺まで下落する場面があった。

東証大引け 続落 成長株に売り 海運は連日の大幅安: 日本経済新聞

■日経平均:30,183.96円(-56.10円 / -0.19%)

本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【17,585円】(-215円 / -1.21%)

■最高値:17,930円(09:00)
■最安値:17,540円(09:30)
■値幅:390円
■出来高:912,400

出来高は91万で少々多めですが、ほぼ寄り付きと引けのみ。日経平均は後場で少々盛り返しましたが、今日のオリランドは実質逆行安。しかし昨日の跳ねを見れば自然な推移でしょう。

先程発表された先週の信用倍率は、【1.83倍】からさらに下がって【1.47倍】。こちらは通常運転まではあと一息です。

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円建保有証券 日本株評価額計 損益 損益(%) 前回比 27,749,167......

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