すでに5月上昇はどこへやら、本日も上昇後の安値を更新。一旦下げ止まったように見えた75日線(赤色)でしたが、現在のオリランド、地合いには逆らえません。
春からの信用倍率を振り返ると、ざっくりと17,000円で1倍、16,000円で2倍、15,500円で3倍、15,000円で4倍。
終値ベースでは6/4に再度17,030円(1倍ライン)まで昇ったものの再び下がり始め、もう一度16,000円まで降下したときにいよいよ5倍。
今年は、2016年(過去10年で唯一マイナスだった年)以来5年ぶりの5倍。その買い残量は90万株。期待されればされるほどあっという間に買う人がいなくなり、上がらなくなる株価。うまく行かないものです。
いよいよ今週オンリンピックが始まるのですが、いまだそれどころじゃないといった報道のほうが強い印象。なんだかもう日本自体が世界に振り回されているようにも思えます。でも世界的にはどうでしょうか。恐らく、他国で行われるオリンピックが成功しようがしまいが眼中になく、野次馬的な実験的見方をされているかもしれません。
日本でもいまだ開催には賛否両論バッサリ割れていますが、もうやるって決まったものですから、個人的には最大限応援したいと思っています。うまくいけば世界も驚くと思いますし、もうそうするしかないでしょう。
開会式まで相場が動くのはあと2日。特に4連休前の明後日はみなさん売りで入るのでしょうか。今のオリランドの苦悩ではないですが、みんなが売るなら果たして株価はどうなるか?
一般的に、8〜9割が負けると言われる個人投資家。
その理由は、8〜9割がみんなと同じ方向に賭けてしまうから。この考え方はマーケティング的にもよく言われることでもあり、ホントに得をするのは最初の2割の「アーリーアダプタ層」で、残りの8割はまわりの意見を聞いてから動く「フォロワー層」。だいたい何でもフォロワー層が動いたときにはその恩恵はなくなってしまうのです。
考えてみればそれは当然のことで、10割全員が得をするサービスなど存在しませんね。最初は、2割を得させるために主催者側は多少の無理をしますが、需要が10割に達したらもう無理をする必要もなくなります。
最近の例で言えば、ペイペイなんかわかりやすいでしょうか。以前は20%バックの大盤振る舞いをバンバンやっていましたが、もうよっぽどのことがない限りやる必要はないでしょう。現在も祭りをやっていますが、横並びの5%が精一杯みたいですし。
今のオリランドにも言えるかもしれませんが、8〜9割が買ってしまった株価はもうしばらくは上がらないというのも納得せざるを得ないでしょう。気持ちの入れ替えが起きるまで、もう少し耐えないといけないかなと考えています。
もちろん15,000円割れも考えています。でも一番失敗する率が高いのは、そこで諦めて売ってしまうことじゃないでしょうか。なぜなら、諦めて売ってしまう方は当然増えるでしょうから、みんなと同じ方向に行ってしまうと、ということです(もちろん「売る」という戦略もあるでしょうし、そこは人それぞれです)。
しかし諦めて売ってしまう方が増えないとトレンドの転換が起きないという(?)、いかんともしがたいゲームですよね。
私は、特にオリランドは、売っちゃうと生きる楽しみが半減しちゃうという理由で、売らないという人です。戦略は、特にありません(^o^;)
本日の日経平均は4連敗。東証一部の値下がり銘柄数は1912(87.2%)、値上がりは217、変わらずは63でした。
アジアを中心に感染力が強いとされる新型コロナウイルスのインド型(デルタ型)の感染が拡大しており、景気の先行きに警戒感が広がった。
■日経平均:27,652.74円(-350.34円 / -1.25%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【15,305円】(-245円 / -1.58%)
■最高値:15,465円(09:00)
■最安値:15,235円(10:40)
■値幅:315円(前日終値より)
■出来高:553,100
出来高も値幅も上がりましたが、特にパニックということでもないでしょうか。下落率は、日経平均の「-1.25%」に対して「-1.58%」。若干高い数値ですが、推移はほぼからわずの本日も地合い相場。
25日線(紫色)からは約700円下を走っており、少し反発しても良いかなとも思いますが、もう少しガマン比べ相場は続きそうですね。