終値15,965円。オリエンタルランド株、今のNYダウ平均はディズニーが上げている?

昨日再び25日線(紫色)の上に出たことでの期待もそこそこに、やはり今は、平均線は当てにならないと言ったほうが良いかもしれないですね。そもそも平均線自体が下げ調子にありますから、反転させるにはそれなりの力もという中で、今はまだ地合いに振り回される毎日、それなりのものが見つからない状況下。

やはりさすがに今流れを変えることはできなかったようです。

ところで、今日も「タイトル詐欺」のような見出しですが(苦笑)、これは今日のラジオNIKKEIの一コマからです(うろ覚えでしたので、「radikoの追っかけ再生(タイムフリー)」で確認しました)。

解説は、みんな大好き鎌田キャスターでした。

「ディズニーは、月曜日にダウ採用銘柄中で値上がり率トップになりましたよね。ブラック・ウィドウの売上が好調で株価が上がりました」

キーワードは「ハイブリッド戦略」とのことですが、売上の内訳は大きく分けて3つあるとのこと。

①アメリカ国内の映画館事業、②海外の映画事業、加えて③ディズニープラスでの同時ストリーミング配信。

肝はこの③の、「映画館で上映を開始すると同時のネット配信」。ディズニープラスは、映画館に行かずともいち早く新作が見たいという需要に対応したことに注目が集まったよう。鎌田キャスターいわく、このような形を変えたハイブリッドサービスというのが流行りになってきてるとの見解。

単語だけ聞けば、今さらハイブリッドって、って感じもありますが、大きな企業になればなるほどフットワークが重たくなり、瞬時に舵切りができなくなるということへのアンチテーゼでもありましょうかね。

ラジオNIKKEIではよくダーウィンの言葉が引用されますが、その言葉はこのようなものです。

「強い者が生き残るのではなく、賢い者が生き残るものでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化に対応できる者だけである」

コロナ騒動からすでに一年半が経ちましたが、今もこの言葉が突き刺さる企業は多いのではないでしょうか。

シーゲルさんもこう言っています。

「いつ何時も、時代の変化に抗った企業は、その全てが没落した」。

この言葉を聞くと、最近ではカーナビとプラズマテレビで頑張っていたあのパイオニアさんの上場廃止なんかが思い浮かびます。最後までオンライン課金に反対していた、岩田社長が亡くなる直前の任天堂さんなんかも土俵際の大選択だった気がしています。

しかし、ハイブリッドと言えるかわかりませんが、ユーザーの選択肢を増やすという点では、過去に失敗した企業もあります。

アップルです。

90年代、PCのラインナップを急激に増やしたことで、ユーザーはどれを買っていいのかの判断がつかなくなってしまいました。実は私も、90年代半ばに秋葉原に行ったとき、買いに行ったお目当てのMacの横にはすでに新製品が出ており、一旦買い留まってMac雑誌を買って家に帰って再検討したという思い出もあります。

これからネット時代が訪れるというのに、一般のお客さんからすれば「パソコンはオタクのおもちゃ」というイメージがさらに膨らんでしまいました。選択肢を増やすことが良いことばかりかと言えば、得てして諸刃の剣である側面も。

その点ではここ1〜2年、iPhoneのラインナップが人知れず増えてきたことに、また歴史が繰り返されるのではという懸念も感じています。

これは完全な個人の意見ですが、アップルは、これが最高だというものを1つだけ売って欲しいと思っています。お客さんはみんな、黙ってそれを買うのですから。

これも個人的で恐縮ですが、iPadは初代から毎年買っていましたが、2016年から、AirだのProだの、またそれだけに留まらず今度は「◯◯年型Air」だの、もう訳がわからなくなってしまいました。結果、iPadは2017年から買うのをやめ、今も2016年のAirを使っています。

これは特異な例かもしれませんし、ディズニーのハイブリッドと比べられるものではないかもしれませんが、お客さんに選択肢を与えるということは果たして良いことばかりなのかというと疑問もあります。なぜなら、お客さん自身では決められないというケースも往々にしてあるからです(8割以上のお客さんは、何かを購入する際に自分だけでは決められないと言われます)。

これしかないという企業と、これもあれも何でもありますという企業、みなさんはどちらが魅力的でしょうか?

「何でもある=全部中途半端」と感じてしまうことも意外と多いのではないでしょうか。

という私自身が、ダーウィンの言葉に一番逆らっているわかりやすい人間代表なんですかね^^;;;;(反省)

オリエンタルランドは、ディズニーと契約を交わして運営している以上フットワークという意味では決して軽くすることはできないでしょう。もちろんこれが良くないこととも取れますし、時として良いこととも取れるというのが、今日一番書きたかったことです。

本日の日経平均は反落。東証一部の値値下がり銘柄数は1177(53.7%)、値上がりは910、変わらずは105銘柄でした。

前日までの2日間で700円超上げていたことで戻り売りが優勢となった。新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念がくすぶっているのも引き続き相場の重荷で、下げ幅は一時200円を超えた。

日経平均反落、終値109円安の2万8608円 戻り売り優勢: 日本経済新聞

■日経平均:28,608.49円(-109.75円 / -0.38%)

本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【15,965円】(-215円 / -1.33%)

■最高値:16,035円(09:44)
■最安値:15,900円(09:00)
■値幅:280円(前日終値より)
■出来高:516,500

出来高も値幅も特に大きな振れはありませんでしたが、日経同様にしっかり売られた日となりました。

信用倍率も2016年以来最高に膨れ上がった現在、一日一日は大きく触れてはおりますが、いまだ16,000円のにらみ合いが続いております。

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円建保有証券 日本株評価額計 損益 損益(%) 前回比 26,527,383......

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