慌てた日本銀行さんの差し込みなどいろいろな意見もありますが、空運旅行業は概ねプラスに転じたようです。オリランドもその恩恵にあずかった形もあって辛くもプラ転。もちろん、上がった気などしないのですけども。
平均線的には25日線(紫色)は大きく垂れ、6/23のGクロスから早くも、Dクロスの警告信号が灯りそうな局面で、1Q決算まではあと3週間です。
参考:投資をしている人が4割突破 反面、老後2000万円問題の功罪も
上の情報は昨年11月で少し古いのですが、日本でも特にコロナ後の投資人口は急激に増えており、株価もうまいように上がり調子(この記事では4割と書いてありますが、あくまでもビジネスパーソンに限った話であり、日本の人口比率で言えばまだ10%前後だと思われます)。
これで靴磨きの少年の話に結びつけるには少々強引かもしれませんが、ちょっとその雰囲気を感じ取ってもよい頃合いなんじゃないか(?)ということも認識しておくべき局面でもあります(この少年の話は作り話だとも言われており、今となっては昔話化していて真実は誰にもわかりません)。
上はNYダウの過去10年(月足)です。
なんとなく線を引き、今も変わらずアメリカが強いのはよくわかりますが、現在は過去と比較しても少し無理な上昇を見せているのも良くわかります。
1929年(世界恐慌)時の内情はわかりませんし、確かに投資家が増えてお金が集まりやすくなっていることはわかります。
でもいつ何時も、バブルって、後から見ればこういう状態のことを指すのではないでしょうかね(もう少し泳がせますか?)。
「もう買う人がいなくなった。後は売るだけだ」
なんてことがいつ起きるか(はたまた起きないか)はわかりませんが、そんな恐怖も感じざるを得ない今日この頃です。
ではオリランドは?
こちらも同じ10年の推移(月足)です。
ダウに比べればさほど極端ではないですが、今となっては特に、1月2月の新高値は少々無謀だったというのも納得できそうです(あくまで結果論です)。また、コロナショックも、普通の調整だったとも解釈できなくもありません。
上がっても冷静に、含み益はあくまで含み益、常に急落に備えて気持ちを作っておきたいものです。
個人的には、オリランドも含めてちょっと警戒しても良い頃合いかなと考えています。だからこそ、昨晩のダウの落下や現在の先物の落下など、もしも来週大きな落下があったとしても、落ち着いてやり過ごせそうな気も。万が一のときは、今度こそ買いで入りたいですね。
またこれはたまたまですが、一昨日、一時的に毎日積み立ての金額も下げたのもあり、昨日今日に関して言えば、若干ですがうまくいったかなという気持ちもあります。
これが正解かどうかはわかりませんが、明日の株価は誰にもわかりませんし、なるべく遠くから見て判断するということが最も正解に近くなるんじゃないかと、特にずっと右肩上がりの銘柄はそう感じています。
という目線で見るならば、オリランドもダウも、まだまだ高いという判定になってしまうのですが。
欲張るな。欲張った分だけ、それを享受した際の嬉しさは奪われます。
本日の日経平均は3連敗。東証一部の値下がり銘柄数は1175(53.6%)、値上がりは907、変わらずは110銘柄でした。
世界で新型コロナウイルスが変異ウイルスを中心に広がりをみせており、景気の先行きに警戒感が広がった。
東証大引け 3日続落、2万8000円割れ 景気敏感株に売り: 日本経済新聞
■日経平均:27,940.42円(-177.61円 / -0.63%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【15,825円】(+5円 / +0.03%)
■最高値:15,855円(14:59)
■最安値:15,500円(11:06)
■値幅:355円
■出来高:968,500
出来高は96万で高め。特にどこかに集中したわけではなく、引け成りは買いで17万。
都内は緊急事態宣言でオリンピックは無観客。経済回復の時期がまた伸びてしまったと思う反面、急な回復での逆相関(急調整)を防げたと考えれば、時間を稼げたとも取れなくもありません。
なぜなら今の上昇の多くは、経済回復期待の買いですよね。
ところで、本日すかいらーくは年初来安値。コロナショック直後に戻ってしまいました。