今日は後場寄りで大きな落下があり、いよいよ年パスニュースが出ちゃった?!と思ったのですが、相場全体的な動きでもあり、単独落下ではなかったようです。
いずれにしても近日中のデッドクロスは免れないようです。日足デッドクロスは1/25以来約2ヶ月半ぶり。さらにその前となると昨年7/16。
つまり両方とも「決算直前」に訪れていることになり、今回も例外なく、ということになります。
幸い両方とも決算後には上昇に向かってくれたのですが、昨年7月というと、思い出すのが13,000円を割るほどに冷え込んだ局面。
上は日足ですが、コロナショック時に次ぐ、一時的に週足長期線を割り込んだ瞬間となりました。
しかも今回は本決算。似たような落下も考えられなくもありません。しかし当時の風潮としては、開園はしたものの大きな制限がかかり、引き続きコロナの影響が長引くことが浮き彫りになってきた、という時期(瞬間)であったかと思います。
そして何よりその後の半年間の、今までの株価の活況ぶりを見る以上は、たとえ年パスがなくなったとしてもあそこまでの落下はあり得ないのではないかと見ています。
週足的には、中期線(紫色)がやっと17,000円に到達するかといったところですが、ここ数週間はなんとかそれにしがみつくような局面。
かれこれもう1ヶ月程度、力のない滑空が続いておりますが、個人的にはどんな悪材料が出たとしても、最悪は15,250円(週足長期線(赤色))、そして5月のGW開けに、今回過去12年で最悪の結果を出した「3月分のうっぷん」も含めて再び18,000円に跳ね込むのではと考えています。
という意味では今は押し目買いなのでしょうか?
ただ15,250円までの落下も考えられることから、もしそうなっても手放さないという信念を持って臨むなら、ある意味押し目買いのタイミングになるのではないでしょうか。もっとも、15,250円になってから買えれば一番良いんですが、果たしてそこまで落ちるかな?という気持ちのほうが強いのも正直なところです。
なんて、今後の動きなどどれだけ考えようと絶対わからないことですから、どうしても過去の例を参考にするしかありません。
過去5年の例として、週足中期線(紫色)を下抜けした期間を水色で塗りました。
ひとつ気がついたのは、中期線(紫色)と長期線(赤色)が、乖離しているときに中期線を下抜けするタイミング。
このタイミングで中期線を割り込んだものに赤丸をつけました。もちろん今回もそれに当てはまります。
すると、その赤丸の後には必ず長期線(赤色)まで落下しています。もちろん昨年はイレギュラーなコロナに襲われてのことですが(2018年末の落下も世界同時株安時)、こう見ると今回も平均線はそれなりに乖離。
要するに、「週足先生」の見解としては、「上がりすぎてるよ〜」と警告を出しているタイミングにも見えなくもありません。
ただ双方とも「地合い崩れによるもの」だと言われればその通りでもあり、「ヒンデンブルグオーメン(米国市場の株価急落を予兆するシグナル)」は昨日消灯したようですが、少なくとも地合い崩れがこなければ抜けられる、と考えています。
本日の日経平均は反落。東証一部の値下がり銘柄数は1897(86.6%)、値上がりは248、変わらずは45銘柄でした。
前日までの3営業日で900円超上昇し、3万円の大台を回復していたため、目先の達成感から利益確定売りが優勢となった。3万円の節目を下回ると、下げ幅を広げ、後場には一時400円超安となった。
■日経平均:29,696.63円(-392.62円 / -1.30%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【16,560円】(-315円 / -1.87%)
■最高値:16,930円(09:00)
■最安値:16,465円(12:32)
■値幅:465円
■出来高:527,500
しかしこう見ると、後場寄りの落下は慌てるほどの落下です。私もすぐに検索をかけてしまいました。
信用倍率は【1.45】から【1.38】へ若干下げ。ただ売りも買いも縮小していることから、どちらかと言えば一旦落ち着き傾向にあるとも取れます。