昨晩、「やっぱりアップルが弱いな〜」なんて思って就寝したら、朝方大きく地合いが崩れていました。
日経平均は1,200円(4%)の落下で、こうなるともう為す術もなく。
ただオリランド単独のチャート的には日常落下にも見えなくもなく、日経の4%に比べて2.4%しか下げなかったというのは、たくさん入っていた空売りの買い戻しによる個別サポートが効いたのかどうか。
投資スタイルによっていろんな見方があるかと思いますが、長期である個人的には本日はノーダメージ判定です。25日線(紫色)からの高度はこれでもまだ600円以上もあり、同じ落下がもう一発来たとしてもまだ25日線から上を保てるという余裕があります。
急降下の引き金は米国の長期金利が上昇したからとのことですが、本質としてはどうなんでしょうか。大きく過熱していた市場からしてみれば、きっかけは何でも良かったのかも知れないなんてことも考えてしまいます。
今後、「コロナが収束した瞬間に落下に転じる」という予想もあることから、そのニュースの善悪は問わず、過熱感とのタイミングで、逆方向に向かうことは往々にしてありますよね。
オリランドに限らず、いずれにしても高値圏での拮抗した推移に、なんでも良いから何らかのきっかけを待っていたと考えると、自然な落下だと納得できるのではないでしょうか。
今日のラジオNIKKEIでは、「2018年のVIXショック」という単語も出ました。
上は一昨日上げたビットコインの推移ですが、VIXショックはまさにこの赤丸の山を超えた直後に起こったものです。買われ過ぎからのあるタイミングからの落下から、AIが一斉に売り開放に走ったと言われていますが、確かに今のビットコイン価格を見ても、同様(またはそれ以上)の落下はいつ起きてもおかしくありません。
オリランドは当時、2月1日の【10,945円】を頂点に、一週間で【8%】の下落。一時【10,085円】まで落下。
この【8%】を18,000円を基準に計算すると、【16,560円】となります。
なるほど確かに、週足で見ると、25週線(紫色)がそれっぽいところを走っていたりするじゃないですか。
もちろんまだまだわかりませんが、しかし週足で見るとVIXショック(赤丸部分)なんてチョロイものでしたね^^;
当時は、株取引を始めて初めてのショックだったこともあってそれなりに身が引き締まりましたが、コロナショックを経験した今、8%の落下で震えていたら身が持たないですね。
本日の日経平均は1,000円以上の大幅反落。東証一部の値下がり銘柄数は1985(90.6%)、値上がりは172、変わらずは37銘柄でした。
米市場で長期金利が一時1.61%と昨年2月以来の水準に上昇。金利上昇を警戒し、ハイテク株を中心に米国株相場が下げた流れを受けた。
■日経平均:28,966.01円(-1,202.26円 / -3.99%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【17,840円】(-445円 / -2.43%)
■最高値:18,200円(09:37)
■最安値:17,795円(14:59)
■値幅:490円(前日終値より)
■出来高:739,900
市場が大きく崩れた割には出来高もさほど上がらず、値幅も大揺れというほどではありませんでした。
しかし当たり前かもしれませんが、こういう時にスパッと切られるということはいかに短期で買っている方が多いかと思い知らされますね。
とはいえ現在のオリランドは、これでもまだまだ高いと思ってます。日足(17,200円)までの落下は日常、そして週足(16,500円)までの落下が最終ラインと肝を据えていると、カラダにも優しいと思います^^;
「敗北を全部受け止めると自己否定になってしまうから。負けるたびに自己否定していたら身が持たない」
羽生善治「捨てる力」より。