さて、1つ目のチェックポイントに差し掛かりました(10%下落の16,550円)。
10%下落というのは、昨年の調整時に飛んだ割合とほぼ同等(17,000円から15,000円)。厳密にはもう少し下げましたが概ねこの辺で勘弁という調整となりました。でも今回は、まだ一段下に75日線(赤色)が走っているのもなんとも不気味です。
先程はこんなニュースも出ていました。
▽三井不、OLC株を一部売却 保有比率7.93%に低下
週足で見ると、昨年(□部分)の調整時は週足25週線(紫色)にからむ形で反発できましたが、とにかく今回の上昇は急角度であり、その平均線も全く追いつかずにまだ15,000円付近。
過去5年を遡っても今回ほどの25週線との乖離はなく、最悪15,000円まで落下したとしても自然にも見えなくもありません。逆に最も自然でなかったのは、11月からの上昇だったということでもあり。
しかし15,000円まで落ちるとなれば、18,500円から20%の落下となりますから、そんなコロナショックに迫る落下が突然来るかと言われるとそれも少しやりすぎではないかとも思います。
昨年と同じ軌跡をたどるなら、もみ合いながらもじわりじわりと最悪でも一旦75日線の16,000円でおさまってくれるのかなと思っています。この予想が一般的には最も無難で自然な解釈でしょうか。
ただやはり、私もそうですが、そもそもオリランド自体が自然ではないというところで投資している方も多いと思います。
どこで切るかによりますが、恐らく今年も前年比(14,880円)プラスになる可能性が高いです。過去10年、9勝1敗の上昇トレンドと信用は引き続き継続中であるということも思い出したいですね。
上昇すれば必ず調整が来る。9勝1敗のオリランドのチャートを見ても、昇った分のいくらかはへこむのは当然のことであり、今がその時。まだまださほど悲観的になる段階でもないかなという一面もあります。
昨年高づかみした私は、プラ転するのに1年待ちました。今度は何年かかるかわかりませんが、企業の人気は今も一切落ちていなく、また流行に振り回わされない銘柄としても、もし時間を犠牲にできるなら、またいつか18,000円を通過する期待は高いはずです。
本日の日経平均は続落。東証一部の値下がり銘柄数は1237(57.2%)、値上がりは842、変わらずは105銘柄でした。
世界的に新型コロナウイルスの感染が深刻化し、英国では新型コロナの変異種による感染が拡大。ロンドンは3度目となるロックダウン(都市封鎖)に踏み切った。世界景気の先行き懸念が重荷となり、下げ幅は一時220円を超えた。
■日経平均:26,714.42円(-48.97円 / -0.18%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【16,645円】(-385円 / -2.26%)
■最高値:16,980円(09:07)
■最安値:16,535円(12:38)
■値幅:495円(前日終値より)
■出来高:879,000
後場は回復傾向にあった日経平均ですが、オリランドはもう一段ダウン。
まだまだ買い戻さない空売り勢と、先程の三井不動産のような利確売りが重なってくる雰囲気になりましたでしょうか。
こうなると、果たして空売り勢はどこまで待てるかのチキンレースでもあり、その次の目安のひとつがやはり75日線(16,000円)でしょうか。ここでどっと買い戻しが起きればひとまず落下は止まります。
いずれにしてもメチャクチャだった2020年。今年は前年比でプラスにできそうなだけでも個人的には奇跡だと思っています。