増え続ける感染者数もものともせず、赤字、減配確定をもってしても、魔法がかった銘柄は本日も…。
信用倍率を見ても、この暴走高値圏、恐らく9割以上の方は反落を予想されていると推測します。もちろん私も同じであり、日経平均も一旦一服している今、当然落ちて然るべきであり、反落してくれても誰も文句はなかったと思います。
結果は上場来高値。
昨年8〜10月も同じような状態が続きましたが、今回はまた別格のお祭り(?)が起きているように感じます。
前月比はなんと【+2,985円(+20%)】。
25日線(紫色)との乖離もなんと【約1,700円(+11%)】。
昨年もそうでしたが、こういった局面では投資家の性格が如実に出ると思います。
つくづく私は一般人だなと思うのは、上がれば下がるし、下がれば上がるのはトレードの構造上当然なのですが、過去と比較して限界値を分析して判断すればするほど、夢のない予想となってしまうのですよね。
大衆がそう思った時点で、もうそれは得てして起きない。
昨年の数ヶ月に及ぶ上昇で学んだはずなのですが…(いやでもちょっと今回はやりすぎ感がどうしても払拭できませんが)。
上がった時はひたすら落下時を待つ。下がったときもなんとなく過去と照らし合わせて安値かどうかを見極める。
これじゃダメなんですよね。過去も何も関係なく、上がる株は上がるし、下がる株は下がる。
「大上昇からの調整時」を狙って、二匹目のドジョウを得ようと入ったものは、「もう二度と大上昇はなかった」という、私もそんな塩漬け株をいくつか抱えております。
ライザップとか、極楽湯とか、エステーとか、、、。
これはまさに昨年のオリランド増資にも言えることであり、6月からスタンバイして5ヶ月間待ちました。マイルールであった「25日線を下抜けする瞬間」を。
しかしいざ割ったときには時既に遅し、後は転がり落ちるだけ、という経験も記憶に新しいです。
そんな失敗を抱えながらも懲りずに今を分析するなら、明らかに今のオリランドは覚醒暴走モードに突入しており、「一般人の私には、とてもじゃないけど手が出せない局面」となっております。
「きっと9割以上が反落を予想しているのだから、間違いなく反落するはずだ」。私もそう考えてしまう一般人です。
情報は、持っているほど強いのは当然ですが、同じ情報を持っていたとしても、風上に立っているのか否かという、その情報から他人の分析を当てにするのではなく、どう自分なりに組み立てるかという、考える力というのは株の世界でも大事なんだななんて、改めて考えていました。
少なくとも通常時でない今だからこそ、通常時でないトレードが必要になってくるのかもしれません。
今日も上場来高値。最高値は17,585円。おめでとう。
本日の日経平均は続落。東証一部の値下がり銘柄数は1238(57.3%)、値上がりは827、変わらずは111銘柄でした。
東京都で新たに確認された感染者数が500人を超え、連日で過去最多を更新したと午後に伝わると、日経平均の下げ幅は一時250円を超えた。
■日経平均:25,634.34円(-93.80円 / -0.36%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【17,570円】(+260円 / +1.50%)
■最高値:17,585円(14:59)
■最安値:17,170円(09:02)
■値幅:415円
■出来高:982,000
昨日の上ヒゲを引きずってか、下げての寄り付きはもちろん想定内でした。しかし特に10:30以降、力のない日経平均を横目に逆行上昇。
出来高は98万で少し高めで、今日も買い戻しの踏み上げが多いと思いますが、同時にまた新規の空売りも増えていることでしょう。
いや、、、しかしいずれにしても神々の遊び場になっているのは間違いありません。
そして、いずれ降下が始まるのも間違いありません。しかしその降下が始まるのはどのポイントか。
昨年は、10月末を天井に降下が始まり、コロナが始まる前に落ち着いた15,000円を一旦の適正ラインとするならば、16,980円までの【1,980円分】はマネーゲーム化した神々の領域だったと考えることもできるでしょう(なんだそれは^^;)。
果たして今年の適正ラインはどこなのか。すでに神々の領域にはとっくに突入しているとは思うのですが、、、しかしこれも一般人的な考えなのかどうか?!
いや、適正ラインなんて考えがそもそも陳腐なのかもしれません。
オリランドの株価には、最初から適正なんてない。