オリランドの下期の予想は、210億円の赤字です(前年は191億円の黒字)。一株あたりの利益(EPS)は【-156.1円】。
しかし今日もまた、地合いに引っ張られるように上昇し、17,000円台ヘ再浮上。
本日は、GDPが前期比で大幅に上昇という報道とオリンピック開催とのニュースで市場も湧きました。
新型コロナウイルスの影響で2021年夏に延期した東京五輪・パラリンピックの開催実現を確認した。
確かにオリンピックをやるというのはオリランドにとっても大きく視界がひらけたようにも見えますが、やはり気になるのは「株価の水準」です。
足元の業績と入場制限を見るに、すでに上場来高値圏にいるオリランドの再上昇というのはやはりやりすぎじゃないかというのが個人的な見解。
ただこの「やりすぎ」というのも考えてみれば今に始まったわけでもなく、やはり無形資産を抱える企業の常識では説明できない魔法がかった動きはこれまでも何度もありました。やはりこの銘柄は分析も何もないのかとも思ってしまう一面も。
週足平均線の方は予想通りいよいよGクロス直前まで来ました。ここでさらに勢いをつけのかとも考えてしまいますが、、、
前回のクロスは2017年7月でしたが、ちょっと今回はその平均線の推移も体勢も違うという懸念点もあります。その75週線(赤色)は2017年からずっと変わらずのトレンド中でもあり、株価はそこからすでに大きく跳ね上がった状態。勢いづくというよりもやはり調整のほうが先だと思うのも自然な予想だとは思うのですが。
日経平均もものすごい跳ね上げを見せており、少なからずオリランドもそれにおんぶにだっこの状態です。跳ね上げたオリランドもすごいですが、反落もひとまずは日経と共に襲ってくると考えておいて良いのかもしれません。
いずれにしても、現愛感染者数(検査数)が再び増えている日本ではありますが、投資家のみなさまはすでにその先を見ているのがハッキリわかったような今回の上昇です。
本日の日経平均は大幅反発。東証一部の値上がり銘柄数は1703(78.8%)、値下がりは425、変わらずは48銘柄でした。
国内の7~9月期の経済成長率が大幅に改善したことを受け、リスクを取りやすくなった投資家による買いが集まり、幅広い銘柄が上昇した。
■日経平均:25,906.93円(+521.06円 / +2.05%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【17,160円】(+300円 / +1.78%)
■最高値:17,200円(13:01)
■最安値:16,800円(09:18)
■値幅:400円
■出来高:816,900
出来高はこれでも若干落ち着き気味の81万台で、好感は持てます。
でもこの水準からの上昇はどうでしょうか。新規現物というよりも、空売り勢力の踏み上げ相場じゃないかと少し離れて見ていました。つまり少しマネーゲーム的な域と言いますか、ちょっと糸がほつれると、どどどっと来そうな恐怖も感じております。
果たしで今ここで、長期現物で新規参入できますでしょうか?私には、できません。
さて、無形資産の魔法🧙♀️が勝つか、現実を突きつけられるか。
「大方の予想はだいたい当たらない」というのも株式投資の面白い一面です。