「今まで売られるはずだった株が売られなかった」。
というのは本日の総括として先程ラジオNIKKEIで流れてきた言葉。心理的には、何らかの根拠のない希望を持って4-6月決算に突入したものの、改めて数字を突きつけられて震え上がってしまった、と言ったところでしょうか。
これは発表を明日に控えたオリランドにも当然当てはまるでしょう。
決算的には言われなくても納得の「負け戦」。逆に潔すぎる戦いに、全て織り込み済みであることを祈るばかりですが、まだまだ数ヶ月先が全く見えないウイルス騒動に、最近は特に短中期トレーダーは手が出せず、出来高も落ち着いてきたものと思っています。
オリランドも、数字だけで言えば間違いなく「売られるはずだった株」でしょう。
ただその人気もさることながら、今まで高PERを維持したままでも上昇し続けた実績。その狭間で、どこかで必ず買いが入ると睨んでいる投資家も多いと思います。実際にここ数年の空売り勢力は相当な痛い目を見たはずです。それ故に、売るにも売れない銘柄でもあるのではないかと。
しかし、いずれにしても具体的にはあと2〜3年で再び年間3000万人を超えるのか超えないのか、最後はここに話題が集まってくると考えています。
そのためには、一般的にコロナの恐怖心が払拭されることが絶対条件であり、果たしてそのタイミングはいつなのかを予想するのが現実的です。
パークが拡張されれば、必然的に収容人数が増え今まで以上の集客ができるわけですが、今後1年は仕方がないとしても、2年、ましてや3年後も影響が出ているようであれば、世界(株価)はガラッと変わってくるでしょう。
どれだけファンが多くいても、利益が出ないのであれば株価が上がるはずはありません。
私は、たったここ数ヶ月の人の流れの移り変わりを見るに、そこまでは引きづらないであろうと思っておりますが。
人間、何事も初めて経験するものには警戒しますが、慣れるとなんでもなくなっちゃいます。何よりも生きるためには慣れないといけません。人間の順応性に期待します。
今のところ、インフルエンザに比べて感染者数も死者数もほぼ3分の1。決して油断は許されませんが、数字だけを見ると、今回の決算ほど震え上がるものでもないのかもしれません。
本日の日経平均は4日続落。東証一部の値下がり銘柄数は1810(83.8%)、値上がりは309、変わらずは53銘柄でした。
20年4~6月期決算発表が本格化するなか、新型コロナウイルスの影響で決算や配当計画、業績見通しなどの内容が低調だった銘柄を中心に大きく下落した。
■日経平均:22,397.11円(-260.27円 / -1.15%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【13,550円】(-65円 / -0.48%)
■最高値:13,775円(10:22)
■最安値:13,500円(09:05)
■値幅:225円
■出来高:729,100
前場は13,500円で早速日経に逆行して大きな買いが入りましたが、長くは続かず。ただこういう買いは心強いですね。前場の貯金もあり、値幅は225円で済みました。
さて、いよいよ明日、特に明後日はどうなるかですね。数字を見てショックを受ける方、これみよがしに買いに入る方、いずれにしても荒天になりそうです。
1Q発表は明日16:00(予定)です。
ところで、本日エステーさんの決算発表がありましたが、コンセンサスを大きく上回る結果に、12%の急上昇で東証一部の値上がり率ランキング1位に。その他、ホームセンター系も強かったですね。
ここ2年、「5万円(含み損)の消臭力」をもらっていましたが、今年は「2万円の消臭力」になりました😊(まだ含み損💦)