久しぶりの2%超えの大き目な反発となりましたが、まだまだ14,000円ラインの軌道上の推移と見ています。
2%の上昇は、6/23の開園発表時の【+3.24%】以来、約一ヶ月ぶり。
昨日は、年間パスポート保有者への入場枠開放のニュースが出ていました。また、来年のシーの20周年に向け、21年より夜間のショーを始めると発表。
年間パスポート保持者を対象として、ネット通販でのグッズ販売も予定しており、準備ができ次第告知する。
開園10周年を記念して始めた人気の夜のショー「ファンタズミック!」の後継のショーとなる。
この辺が好感されたのかもわかりませんが、年間パスポートを持っている方は特別なカスタマーですから、もっと早く告知すべきだったとは思いますね。もっとも、いまだ発表のない株主優待に関しても同じことが言えると思います。
それどころじゃないのもわかりますが、年パスも含めて特別な投資をしているお客様へは手厚くおもてなすことは常でしょう。
「売上の80%は、2割の熱狂的ファンが生み出している。顧客全員を対象としたサービスを行うよりも、2割の顧客に的を絞ったサービスを行うほうが効率的である。(パレートの法則)」
昔から好みが真っぷたつに分かれる「ドクターペッパー」がいまだになくならないのは、少なくとも熱狂的ファンが2割はいるということなのでしょうか。(私もその2割ですが^^)
マーケティング的には、物が売れていく過程として、概ね以下のように①②③の順番で分類されます。
①イノベーター(5%未満)
純粋に新しいものを触りたく、好奇心旺盛で行動力のある層。
②アーリーアダプター(約10〜15%)
その密かな盛り上がりにいち早く気付いて、自慢したりビジネスに取り入れたりと、何かと作為的な感を持ちつつも早めに飛びつく層。
③フォロワー(約80%)
自分の価値観に自信がなく、常に他人を基準にして判断を下し、世間の流れに乗って購入する層。
そして、イノベーターが離れていったモノは、衰退に向かう傾向があります。
これを見ても数字が合致するように、「流行」などは上位層の2割によって作られているのがわかります。
今気づきましたが、株も、なんだかこれに似ていますかね?!
最近では、スマートフォンなんて良い例だと思います。先進国としては最も普及が遅れた日本。良く言えば慎重な国でもあるのですが、まわりに流されやすい傾向もあり、よって③のフォロワー層がとても多い国ということが裏付けられます。
また、①②の層はとても大事なお客様であるというのが一般的です。特に①は影響力が強い方も多く、お金も使ってくれるし、勝手に説得力のある宣伝もしてくれる。それゆえに、①が離れたモノは衰退するということも納得できます。
2011年あたりだったか、一斉にFacebookに①②が流れ、ミクシィが一瞬にして倒産危機に直面したときを思い出しました(ミクシィはその後ゲーム会社に転身。パズドラをびっくりするほど丸パクリしてモンスターストライクをヒットさせました)。
もっと昔では、コカコーラがちょっとだけ味の変更を行ったら、世界中のコアファンから大バッシングを食らって慌てて元に戻したなんていう例も思い出しました。
つい最近では、ミッキーの顔の変更についてファンの間では大問題となったのも記憶に新しいです。
話が逸れてしまいましたが、オリランドにとって年パスは、こんなビジネスモデルは他業種じゃ絶対真似できないと評価されるほどのとても大事な財源。
もちろん大事にされているはずですが、もっと大事にしてください😊
本日の日経平均は連騰。東証一部の値上がり銘柄数は1402(64.9%)、値下がりは676、変わらずは94銘柄でした。
英アストラゼネカや米ファイザーなどの新型コロナウイルスのワクチン開発の進展を伝える発表が相次いだことも投資家心理を上向かせた。
■日経平均:22,884.22円(+166.74円 / +0.73%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【14,200円】(+280円 / +2.01)
■最高値:14,220円(13:16)
■最安値:13,995円(09:00)
■値幅:300円(前日終値より)
■出来高:605,800
地合いにも助けられ、再び14,000円台へ。2%の上昇でしたが出来高もさほど上がらず、まさに「閑散に売り無し」と言ったところでしょうか。
昨日はアマゾンが謎の8%の大上昇を見せましたが、こちらもさほどの出来高は見られずでした。つまり、ここ数日で一旦除かれた資金が、特に悪材料もなかったことから単に戻されただけだと見ても良いかも知れません。
ここ数日のオリランドにも同じことが言えるような気がします。
当然ですがまだまだ一喜はできないですかね。