終値14,330円。オリエンタルランド株、冷静にPERを確認してみる。

果たして今はリスクオンなのかオフなのか。

なんて、今日のラジオ日経では待ちに待った崔真淑さんがおっしゃっておりましたが、専門家の方々でもよくわからないということだけは、よく伝わってきました。

本日は、2.25%と比較的大き目な上昇を記録してくれましたが、上のチャートを見るに、まだ安心するのは早いですね。

15,000円上を走る25日線(紫色)まで、近く上がっていけるかどうか。

今日は少しばかり冷めた目線で冷静に、オリランドには禁句である、PERをしっかり見てみました(あまりしたくなんですけども^^;)。

オリエンタルランドのPER(株価収益率)の推移|かぶれん

上は2年間のPERの推移ですが、過去2年間のアベレージ(青線)は56.52倍となっています。

このサイトによると、昨日の段階でPERは【60.45倍】でしたので、株価14,000円でもまだ平均より上であるということになります。

ではこのアベレージに匹敵する株価はいくらなのかと言えば、計算すると【13,090円】と出ました(あくまでも上の2年スパンでの結果です)。

となると次に気になるのは、「あの時」はいったいどうだったのか?ということでしょう。あの時とは、2014年〜2015年の分割までの大上昇時です。

PERの数字を上のグラフに合わせて計算しますと、「2014年の上昇スタート時が28〜30倍。分割直前が約52倍」。ということは、PER的には今のほうが16%も高値圏にあるということです。

PERの鍵を握るのはEPS(一株あたりの利益)です。

当時と比較してEPSの上昇は約5%。これに対して株価の方が先走り過ぎていたと、今となっては冷静に判断することもできますが、成長性のある人気株のPERが総じて高いのは当然であり、未来にBETするとなるとなかなかこれだけで判断はできませんよね。

とはいえ一旦冷や水を浴びせられたのは間違いなく、しばらくは大人しくなりますが、決して人気が落ちた下落ではないというのがやはり強みでしょうかね。

今回のチケット値上げがどう影響してくるのかなど、苦しい時ですが今後が楽しみなのは変わりません。言っても過去最大の値上げでもありますから、果たしてどのくらいまで利益のテコ入れができるか。試される2020。

本日の日経平均はゆっくりと反発。東証一部の値上がり銘柄は79.2%でした。上海、香港の上昇は信用できるか?

短期志向の海外勢などが株価指数先物に買いを入れると、現物株も歩調を合わせて上昇する展開になった。新型肺炎の感染拡大は引き続き投資家心理の重荷となった。

東証大引け 反発、アジア株上昇でリスク回避和らぐ 米選挙情勢にらみ様子見も:日本経済新聞

■日経平均:23,084.59円(+112.65円 / +0.49%)

本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【14,330円】(+315円 / +2.25%)

■最高値:14,365円(14:59)
■最安値:14,010円(09:00)
■値幅:355円
■出来高:789,100

出来高は、低くはありませんが減少傾向。ひとまずどっちにも動けずにとりあえず買い戻されたともとれ、反撃開始と判断するにはまだ早いでしょうか。

そんな信用倍率も先程発表され、先週の1.8倍から1.75倍へ若干落ちてはくれましたが、この下げ局面、しっかり買いも入ります。

市場予想としては「反発」が多数で喜ばしいことなのですが、信用売買から見るには、トレンド反転にはまだ力不足でしょう。

苦しい日々はまだ続きそうです。

2020年の株価の推移はこちら

円建保有証券 日本株評価額計 損益 損益(%) 損益前回比 20,176,5......

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