「その舌の根も乾かぬうちに、早速株価のほうが思い切り、マフィアのごとく土足でまたいできてしまいました」
この文句を書いたのは6/4。この時です↓
今日はみなさん、この日を思い出した方もおられたかと思います。
終値12,880円。オリエンタルランド株、ここだけはグリーンランプ?(2019/6/4)
2ヶ月以上に渡る大上昇劇と、「私の予想がことごとく大ハズレ(笑)」になった代償が、本日一気に吹き出してしまいました。
2ヶ月分の膿出し日です。
どなたが仕掛けたのか分かりませんが、ちょっとやり過ぎかなと思えるほどに。
今日の値下がり幅ランキングは堂々1位。
ここ2ヶ月間の大上昇劇の中、今まで唯一好感が持てていたのは、25日線(紫色)からの高度が比較的控えめだったこと。
今年の最高高度(乖離)は【+850円】で、少なくともここまでであれば心理的な余裕があったのかもわかりません。
しかし昨日はとうとうそれを超え、【+1,000円】までの上昇。全ては結果論ですが、これがやはり何かしらのスイッチを押してしまったのだろうと考えております。
こうなると、次なるライフラインは25日線です。この25日線も急上昇で上がってきたものであり、果たしてセーフティネットとして機能してくれるのか?
本日に限ってはしっかりと消火してくれたようです。
個人的には、25日線までの落下は常に想定内ですので慌てないつもりでいましたが、昨日までの【+1,000円】が一日で帳消しとなると、さすがにちょっと穏やかではありません。
特に短期トレードを主とされる方にとっては、気の毒な一日となってしまいました。
が、昨日までのあのチャート状態で、新規で「買い」に入られる方は少なかったでしょう。と思いたいです。
最悪買ってしまった方でも、「慌てないでください」と。数値的にはまだ8月末の株価に戻っただけです。あの「大上昇」後の8月末に。
いずれにしても、7/1から続いた長いフライトは、本日終劇。
大幅な落下時の中で不謹慎かもしれませんが、個人的にはある意味これで落ち着いた一面もございます。
ここから第二章が始まるのかどうか。「平常運転」に戻りました。
本日の日経平均は6日続伸。ひとまず良い傾向ですね。東証一部の値上がり銘柄は63.1%でした。
続上昇日数は7日続伸した2018年11月22日~12月3日以来、約9カ月ぶりの長さとなる。日経平均は6営業日で約770円上昇した。米中通商協議に対する進展期待が高まり、投資家のリスク回避姿勢が和らいだ。日経平均の上げ幅は100円を超える場面もあった。
■日経平均:21,392.10円(+73.68円 / +0.35%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【15,375円】(-855円 / -5.27%)
■最高値:16,185円(09:00)
■最安値:15,235円(14:02)
■値幅:995円(前日終値より)
■出来高:1,797,900
1日のチャート的には普通の落下日に見えなくもないですが、その値幅はなんと前日比で995円。
もちろんブッチギリの今年最高値幅です。
出来高179万も今年最大で、昨年と合わせると、昨年5/31に次ぐ二番目の高さ。
その5/31がこちら↓
上昇日での出来高でした。
(この日は大引け時に135万株の買いが入っての記録。参考にはならないでしょう)
先程信用倍率も更新されました。
売りは、先週の「+4000」から大きく上がって「+2万8000」、買いは先週のマイナスからプラスへ。
さて、いずれにしても今日は「2ヶ月分の膿出し日」です。25日線でしっかり止まってくれたことからも、改めてリセットされた形と見ております。
↑初日から大外れしてぶん投げたこの予想ですが、もしかしたらいい線ついてるかもしれません。落下が早すぎましたが、16,000円も早すぎたということです。
当たっているかわかりませんが、今日は「短期トレーダーバブル」が一掃できて、やっと芯が見えて良かったと受け止めます。
そして明日がどうなるかですね。①反発、②もみ合い、③さらなる落下。
月の中旬という、時期的にも②が濃厚かと思いますが、今日を除いた今年1番の落下であった5/22は、翌日にそっくり戻したという実績もあります。
ただ今回は値幅が値幅、そして上昇続きだったこともあり、さすがに全戻しの力はないですね。
もしも③、さらに下げるなら、、、、いよいよ増資?!