珍しいパターン。
と言いますのは、株価は現状維持をしつつ、25日線(紫色)のほうから急速に株価に近づいてくるパターン。
このような局面、今の平均線のラインですと13,200円付近まで、株価の方から下がっていくのがごく自然な動きなのですが、今回若干イレギュラーなようです。しかも本日は下ヒゲ。来週にも繋がりそうな形で終えました。
ただ、地政学リスク的な単語も再発し、来週は少々向かい風になることも予想されます。
確かに今日は日経に救われたと言われればそうかもしれませんが、一旦降下して、体勢を整えても良かったかなと思うのが正直なところです。
本日の日経平均は反発、東証一部の値上がり銘柄は61.9%でした。
米利下げ観測を背景に前日の米株式相場が上昇し、株価指数先物に買いが先行した。米中の経済指標の発表を前に商いが低調となるなか、円高一服を受けて自動車や機械などの輸出関連株に買い戻しが入った。ただ中東の地政学リスクが相場の重荷となり、買い一巡後は上値が重かった。
■日経平均:21,116.89円(+84.89円 / +0.40%)
本日の終値|オリエンタルランド(4661)
【13,480円】(+15円 / +0.11%)
■最高値:13,495円(14:32)
■最安値:13,335円(09:38)
■値幅:160円
■出来高:384,400
てっきり今日は下げるものかと思っていましたが、今日も力強く反発しました。昨日に続き出来高は若干少なめで、値幅も控えめ。比較的今日も穏やかな一日と言えるでしょう。
PERは現在54.71倍。一般的には非常に高い位置ではありますが、オリランドにとっては特に珍しいことではなく、むしろこのくらいが普通のライン。しかし確かにどっちにも取ることができ、判断に難しい部分です。
上にも下にも、どちらにトレンドが振れてもおかしくない場面、ましてや、失速するならとっくにしてても良い動き。
でも上がってきた。
PERは5月に一時60を超えましたが、この60を現在の株価に当て込むと、14,784円。まだあと1000円ちょっとは余裕があると見るか、そもそもすでに限界を振り切っていると見るか。
株価(価格)なんて、単純に、その値段で買いたいか買いたくないかの境目の数字であり、それが高いか安いかなんて個人が決めるもの。そこに魅力があれば、「2万円でも安い」と思う人がいるでしょうし、逆に、「こんなもの1000円でも高い」と思う人もいるでしょう。
あくまでも個人的意見としては、まだフィフティ・フィフティで増資に踏み切っても良いとは考えております。いまだ怖くて手が出せてないのが事実なのですが(あくまでも個人的意見です。投資は自己責任で)。
ではそのGOサインの境目はどこなのか。
前回見逃した、12,900円は確かに目安にはなっております。しかし25日線が13,200円を超えてしまった今、果たしてここまで落ちてくるのか。
落ちてきたら落ちてきたで今度は不安だらけにもなるわけで。
昨年の例で言うと、「特に自身に落ち度がない状態にありながら、世界的ショックで道連れを食らった」という場合は、非常に回復が早かったということです(2月と年末の2回)。
できればこういうタイミングを狙いたいものですが、当然その判断も難しく、ましてや世界中が冷え切っている瞬間にBUYボタンを押すことはかなりの覚悟が必要です。
少なくとも、25日線上を飛行している今は手を出せないというのが私個人の判断ですが、このところはその25日線も急速上昇中。
石橋を、叩いて渡るか、叩かずに渡るか。
はたまた、叩きすぎて壊してしまうのか。
あなたなら、どれですか?