2/2(金)、NYダウが突然調整局面入りに直面。
下げ幅は665ドル安で、これはリーマン・ショック直後の2008年12月1日以来の大きさだったとのこと。
3つの悪材料が重なって急落したとのことですが…
1:金利上昇
2:主要企業の四半期決算での取りこぼし
3:投資家の慢心
いずれにしても「リーマンショック以来」というのがなんとも不気味さを漂わせておりますが、バンクオブアメリカ・メリルリンチによると、「米株式相場は3月末までに最高値から6%超下げるとみる」とありましたので、少々穏やかではないかもしれません。
三重苦が引き起こした相場急落(写真=ロイター):日本経済新聞
もちろんADRにも影響し、先物も1%以上落ちました。
【NQNニューヨーク=森田理恵】2日の米株式市場で日本株の米預託証券(ADR)は売りが優勢だった。米株式相場が急落し、日本株ADRにも売りが出た。京セラが5%を超える大幅安。野村やみずほFG、三菱UFJも大きく下げた。一方、ソニーは急伸。ホンダも上げた。
VIX恐怖指数は前日比28.51%も上げ、現在17.31(グラフ青色)。年始の9.77から約7.5も上昇してしまいました。
さて、世界がこんな警戒感に包まれた中で、明日日本はいち早く週明けを迎え、非常に荒れた相場になることも予想されます。
現在の日経VIは17.51。売りシグナルが発動されると言われている20までゆっくりと近づいております。
まだまだ大丈夫だと思っても、前回20を超えた11/9は急上昇し、「その時」が突然訪れました。
11/9は、13:00過ぎから多くの銘柄が同時に急落。オリエンタルランドも他人事ではなく、およそ1時間で-250円級の雪崩が起きました。
明日はまた「その時」を警戒する日になるかもしれません。
ちなみに当時のオリエンタルランドは、11/9の後は4連敗。11/15にかけて計約250円下落しました。
現在のオリエンタルランドは、25日平均線(紫色)から少し顔を出した状態。平均線は10,750円付近といったところでしょうか。今年の大発会後に平均線を割った日が数日ありましたが、もし明日このラインを割ってくるとなると少し警戒です。
明日は、月初めと週明けが重なって11,000円への再浮上を期待したい日ではあったのですが、さすがに一昨日の米取引の結果は無視できません。
なんとか日経VIが耐えてくれれば、と思ってはいますが、これが20を超えてしまうと、恐らく「その時」はまたやってくるでしょう。明日は日経VIにも注目したいと思います。
良い週になることを祈って…